社員インタビュー
介護福祉士→サーバーサイドエンジニアへ。キャリアチェンジで生まれた新たな展望
社員インタビュー
異業種から完全独学で転身!「人をつくるアルサーガ。」連載第34回は、サーバーサイドエンジニアのゆうじさんが登場!
介護福祉士として福祉業界に約9年間勤め、独学でプログラミングを習得した後、アルサーガへ入社しました。
なぜ、好きで長年続けていた福祉の仕事を辞めエンジニアを目指したのか?また、異業種からの転職で生まれた展望やアルサーガへの入社の決め手、入社3ヶ月の視点で見えたアルサーガの良さについて話を聞きました。
※ご本人の希望により、顔出しなしでお送りします。
目次
「大変さ」と「やりがい」が紙一重。9年間続けた福祉の仕事
――エンジニアになる前はどのようなお仕事をしていましたか?
前職は福祉関係の仕事をしていました。僕は祖父母に育てられていたのですが、20歳を超えたばかりの頃、祖母が体を悪くしてしまい僕が介護をすることになりました。
その当時は建築関係の仕事をしており、介護に関する知識は全くなかったため、基礎的なことを学ぼうと介護について調べていたところ、介護福祉士という資格があることを知りました。
そこから資格の勉強を始め、実際に介護をしていく中で学び、最終的に介護福祉士の資格を取りました。それがきっかけで福祉の仕事に就きました。
――建築業界から福祉業界への転身、大変だったのではないですか?
「大変さ」と「やりがい」が紙一重の仕事でした。僕はご高齢の方を相手にする介護福祉の仕事をしていたのですが、9年ほど勤めたうちの最初の7年間は現場で直接的な介護をしていました。
利用者さんの中には体が不自由なだけでなく、認知症のような意思疎通がなかなか難しい方も多く、そういった方への対応が上手くいかないときは大変に感じることはありました。一応マニュアルのようなものはあるのですが、人を相手にする仕事なのでやはりそれだけでは対応しきれないんですよね。
そのため、利用者さん一人一人のニーズに合わせてどう対応していくかを従業員の皆で話し合い対応策を組み立てていくなど、少々骨の折れる作業で大変ではありましたが、やりがいに感じる部分でもありました。
また、最後の2年間は現場ではなく利用されるご家族様に説明等の事務的な仕事を担当していました。計9年間ほど勤めたのですが、毎日楽しく働いていたので、今思い返せばこの仕事は向いていたのかもしれません。
コロナ禍をきっかけに転職を決意。そこで生まれた新たな展望
――それではなぜ、エンジニアを目指すことにしたのですか?
福祉の仕事は好きだったのですが、コロナ禍をきっかけに将来について現実的に考えるようになり、「好き」だけでやっていくのは難しいかもしれないと思うようになりました。
それ以来、転職を視野に入れながら過ごしていたところ、SNSなどで「エンジニア」や「リモートワーク」というワードを頻繁に目にするようになり、エンジニアという職種に興味を持ち始めました。
他にも、福祉の仕事と関わりの深い行政書士の仕事も楽しそうだなと思っていたので、仕事と両立してプログラミングと行政書士の資格の勉強を始めました。
――仕事と両立して職種の違う二つの勉強を…!どうやって勉強を進めたのですか?
出勤する前に行政書士の勉強、帰宅してからプログラミングの勉強、そして週休2日のうちどちらかは丸1日勉強をして…のような感じで進めていました。
プログラミングスクールへは通わず独学だったのですが、プログラミングの勉強手順をネットで公開している方がいて、最初はそれに則って自分で出来そうなところから実践していきました。
一番最初はプロゲートからでしたね。HTMLとCSSで始まり、そこに動きをつけたくてJavaScriptを勉強しました。難しくて詰まったときはSNSで聞けば教えてくれるので、独学でも無理なく進めることができました。
何より自分の書いたプログラムが画面に表示され動いたときは感動的でしたね。ものづくりのように自分で手を動かして作っていく感覚が楽しく、プログラミングの勉強を開始してから切間なく勉強をしていました。
結局、行政書士の資格を取るまでに至らなかったのですが、プログラミングの勉強は飽きることなく続けることができたので良かったです。
――どのくらいの期間独学をしてから転職したのですか?
前職も好きな仕事ではあったので、急ぎで転職しようとは考えておらず、丸々1年ほど独学してから転職しました。それこそ機会があればまた少しでも福祉の仕事に関われたらなと思っています。
福祉業界は他の業界と比べてIT化がまだまだ進んでいないので、将来的にそのような課題を解決できればいいなと、まだふんわりですが頭の片隅では考えています(笑)。実際に現場にいないと分からない細かな部分はきっとあると思っていて、この経験を活かし、少しでも福祉業界に貢献できればと思っています。
入社の決め手は「アルサーガの経営理念」
――紹介会社を通しての転職とのことでしたが、転職の軸はありましたか?
僕の場合、年齢と技術的な面で条件的に難しいところもあったのですが、可能であれば客先常駐ではなく自社内で働けるところを希望していました。
15社ほど紹介していただいた中で2社へ応募をし、そのうちの1社がアルサーガでした。他にも自分で探し数社ほど応募をしたのですが、アルサーガ以外はすべて書類選考で落ちてしまいました。ただ、もし書類選考がすべて通ったとしてもアルサーガに決めていたと思います。
――それは一体なぜでしょうか?
ネット上の情報でしか比較することができないので、応募をするときに各企業のホームページを見比べていたのですが、中でもアルサーガの経営理念に共感を覚えました。
他社と違って全てにおいて具体性があり、理念にある「人をつくる」の通り、人を大事に考えている会社だなと伝わりました。
また、僕も仕事をしていく上で、大事な考えとなる指針が自分の中にあるのですが、それがすべて行動指針のところに含まれていたのも印象的でした。
特に「相手に伝わる言葉で話してみよう」の項目のように相手を思いやることが大事と記している箇所は、一見基本的なことではあるものの、改めて考えてみるとできている人は意外と少ないと思いました。それをしっかりと理念に落とし込んでいるのが素晴らしいと感じましたし、逆にいえば他社との違いでもありました。
――実際に入社してみていかがですか?
まだ入社して3ヶ月ほどですが、関わらせていただく皆さんは優しく、困ったときに頼りたくなるような人が多い印象です。
仕事に関しても徐々にやりがいが出てきました。実務未経験だったこともあり、最初はテスト業務から始まったのですが、実装を任せてもらえる割合も増えてきたので、エンジニアとして仕事をしている実感が湧いてきました。異業種からの転職、そして独学していたプログラミングが今となっては本業となり、良い意味で違和感はまだありますが、日々新しいことを積み重ねていく感覚は楽しいと感じています。
また、自由な席で働くことができるので、気分転換もしやすいです。分からないことがあった際も、ラウンジ等の広いスペースでやり取りができるため、ストレスの少ない働き方ができています。僕は最近、自席ではなくラウンジで仕事をしていることが多いのですが、違うプロジェクトの方と交流できるのもメリットに感じています。
――最後に、アルサーガに参画したいと思っている方へ一言お願いします!
社内イベントを楽しめる方は、アルサーガに向いていると思います!
入社して思ったのは、プロジェクトやディビジョンごと、会社全体でのイベントなど、社内で自発的に開催される企画が活発だということです。
アルサーガは従業員数も多くプロジェクトも多数あるので、どうしても関わりの少ない人もでてしまいますが、こうした自由参加型のイベントが定期的にあり、普段関わりの少ないメンバーとの交流も多いので、そのような環境を楽しめる方はアルサーガに向いているかもしれません。
――ありがとうございました!
(文=広報室 宮崎)
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