社員インタビュー
今日でアルサーガを卒業します。オランダ行きを決意させた経験
社員インタビュー
アルサーガでの学びが、今の私の自信となり、移住を後押しした。「人をつくるアルサーガ。」連載第96回は、コンサルティング本部の吉田さんに話を聞きました。
大学ではスペイン語を専攻し、卒業後には国内SIer企業、外資系ファームでキャリアを重ねた吉田さん。「家庭も仕事もどちらも大事にできる環境で働きたい」とアルサーガを選んだそうです。
実は吉田さんは、今日でアルサーガを卒業し、オランダへ移住します。移住について伺うと、「アルサーガで培った自信が、意思決定を後押しした」と教えてくれました。今回は、アルサーガへ入社した背景を伺いながら、これまでの仕事について振り返っていきます。
目次
家庭を大事にしつつ、コンサルタントとして成長できる環境を求めて
――これまでの経歴を教えてください。
学生時代は東京外国語大学でスペイン語を専攻していました。卒業後は国内SIer企業に新卒で就職し、約3年間でWebアプリの要件定義やプロジェクトマネジメントなどを経験しました。
外資系コンサルティングファームへ転職してからは、アナリストとして国内大手製造会社をクライアントに基盤構築からデータドリブンコンサルティング、ECサイト構築のPMOまで広く携わりました。なお、アルサーガの取締役である渡邉(以下、JP)はこの会社の同期として出会いました。
アルサーガでは、CRM/SFAや、分析基盤導入の企画構想、新規案件の提案など、前職でのプロジェクトよりも小規模でかつ上流の仕事に携わることができました。
――アルサーガに入社を決めた理由を教えてください。
家庭を大事にしつつ、コンサルタントとして成長できると思ったからです。前職ではプロジェクトに約6年間参加した後、第2子の誕生に伴い、半年間の育休を取得しました。このときに久々に会ったJPからアルサーガのことを聞きましたが、当時は転職を考えていませんでした。コンサルタントとして長らく勤め、マネージャーとして順調に働いていたこともあり、当時は育休復帰後の仕事に対して意気込みがあったからです。
しかし、復帰後に転機が訪れました。我が家は年子で、上が2歳ということもありイヤイヤ期真っ最中でした。そのため、復帰後も家族との時間を大事にしつつスキルを伸ばしていけるようなプロジェクトを探したのですが、なかなか条件に合う案件がありませんでした。
結局ワークライフバランスの観点を重視しプロジェクトを見つけ参画したものの、その後プロジェクトの局面が変わってしまい、連日朝方まで働く日が続いてしまいました。大手コンサルファームにも時短勤務は制度として整っていますが、選べる仕事はかなり制限されるのと、稼働状況はプロジェクト事情に左右されるのがやはり実情です。当時妻に家庭を任せっきりにしてしまったのは本当に申し訳なかったと今でも思います。
このとき、JPから聞いたアルサーガのコンサルタントの働き方を思い出しました。改めて話を聞き、「アルサーガなら家庭とキャリアを両立できるかもしれない」と入社を決めました。
――実際にJPさんから話を聞き、アルサーガでの働き方にどのような印象を持ちましたか?
アルサーガでなら、プロジェクトフェーズや業界面、また事業立ち上げ期という面でも、より総合的なスキルや経験を得られ、コンサルタントとして更に成長できると思いましたし、家庭との両立も可能だと感じました。
まず、JPに話を聞きにいった時、具体的な案件や稼働のイメージをいくつも提示してもらえました。そのため、稼働を制限した状態でも、経験を踏まえた上で、自分がやりたいことができると思いました。
これまでの経験を活かし、マーケティングやデータドリブンコンサルティング案件に関わり、知見をより深めるとともに、ビジネスパーソンとして必要なポータブルスキルを磨きたいと考えていました。大手ファームでは長らく大規模プロジェクトに所属しており、そこでも貴重な経験ができたものの、スコープとしてはごく限られていたためです。
実際にアルサーガでの仕事を振り返ると、期待していた以上の結果が得られたと思います。私は時短勤務をしていたのですが、そのような働き方をしながら、プロジェクト経験だけでなく身近な人から質の高いフィードバックを繰り返し得られる風土によっても、コンサルタントとして成長できました。
何もないところから形にしていった経験が、今の自信へとつながった
――アルサーガ入社後、上流案件にチャレンジするなかで、最初は非常に苦労したと伺いました。どのように乗り越えていったのかを教えてください。
周囲とのコミュニケーションを見直しました。例えば、稼働時間が皆とずれているために自分だけ参加できない会議が発生します。そこで意識したのが、先回りでの行動と働きかけです。部下や上司がどの場面でどの情報が必要になるかを想像し、発生するであろうタスクに対し、自分から情報を取得しにいったり提供することを改めて心がけるようにしました。
また、メンバーのサポートにも助けられました。参加できなかった会議を録画し、その日のうちに共有するなど、すぐにキャッチアップできる体制を整えてくれたおかげで、周囲から遅れることなく働けました。変化の中心にいるときは辛かったですが、皆のサポートもあり、ポジティブに自身の成長と向き合えました。
――とはいえ、少数精鋭で上流案件を進める体制に慣れるまでは相当大変そうですよね。当時、どのような苦労がありましたか?
新規クライアントに対して企画構想フェーズでゼロから進め方を提案を行うことは、前職ではあまり経験してこなかった仕事だったため、苦労しました。最初の頃は頻繁に上司へフィードバックを求めにいきました。
前職で経験した大規模プロジェクトの場合、先人がそのクライアントとの関係をすでに築いていますし、情報もある程度アセット化されているのでキャッチアップに苦労することはありませんでした。
しかし、何もないところから形にしていったこのときの試行錯誤が、自身のアセットになり、今の自信につながりました。フリーランスとして独立し、オランダへ移住しようと思えたのも、この経験があったからです。
――ここからはプライベートについて教えてください。仕事中も左手に三連リングをしたりと、日頃から服装やアクセサリーなどのファッションにこだわりを持たれていると周囲から聞きました……!
昔からファッションが好きというのもありますが、考え方や行動原理も含め、私の好きな音楽、そしてファッション関係の仕事をしていた妻の影響が大きいと思います。
ファッションは人によっては自分の趣向や姿勢が現れ、それで自分らしさを発揮できることもあると思います。見た目や表面的な部分から自分を形成していくことは大事なことだと個人的には考えています。
それこそダイバーシティという言葉が広がりつつあるなか、皆がワイシャツとスラックスで仕事をしていることに違和感を感じることもあります。アルサーガはコンサルも含め、髪型も服装も自由なため、自分らしさ全開の人が多いです。このカルチャーはアルサーガならではですよね。
――素敵ですね。自分がどうしたいかというのは、行動面でも大事にしていると聞きました。昔、同僚に誘われた合コンを開始直前に断ったそうですね(笑)。
てっきり飲み会だと思って現場へ行ったら、実は合コンだったということがあり(笑)。妻に悪いと思い、開始直前に断りました。予めどのような場かを知っておく必要はあったと反省する一方、参加していたら後ろめたさが残ってしまうとも思いました。妻は「行ってくれば良かったのに」という感じでしたが。ただ逆にその同僚には今でも後ろめたさが残ってますよ(笑)。
オランダ移住しかり、後々トラックレコードとして自身が後悔しない選択と行動するのは、私の行動原理の1つです。ひとつひとつの意思決定は、自身がありたい姿を表現することにつながるため、大切にしています。
アルサーガは新しい挑戦をポジティブに支え、送り出してくれる
――アルサーガのミッション“人をつくる”。吉田さんから見て、コンサルチームでは体現されていましたか?
掲げられている“人をつくる”というミッションが、コンサルチームのあり方にも反映されているように感じました。それはフィードバックやコミュニケーションなどにも現れていて。仕事内容の面でも、会社都合で成長につながらないような仕事は一切ありませんでした。皆が自身の成長をアルサーガで働く動機の1つとし、前向きに行動していたと思います。私自身、すごく良いなと思いましたし、ポジティブな雰囲気に溢れていて、オフィスに行くことそのものが楽しかったです。
オランダ移住が決まってからも、アルサーガのメンバーには仕事探しの相談に乗ってもらい。退職後のサポートを現職の人にしてもらうってあまりできないと思いますが(笑)、その意味でも正に“人をつくる”というミッションを主体的に実行しているメンバーだと感じました。
――今後、オランダではどのようなことに挑戦したいですか?
オランダ現地の企業で働き、オランダと日本双方の社会に対して私のスキルや経験を還元したいと思っています。オランダの生活や仕事が軌道に乗ってきたら、アルサーガオランダ支店の立ち上げなどにも貢献できたらと考えています。
――最後にメッセージをお願いできたらと思うのですが……、今日アルサーガを退社するのは、本当に間違いないですよね?
間違いありません(笑)。ただ、もっとアルサーガで働きたい気持ちはありますし、名残惜しさもあります。成長プラットフォームとして、最高の環境だったからです。
オランダ移住に向けて動く中で改めて感じましたが、やはり変化は怖いものでもありますよね。移住に限らず、転職など、いろいろと動くなかで精神的に怖いことはありますが、そのときに周囲にサポートしてくれる人がいるかどうかは大きな違いになると私は思います。アルサーガのメンバーは新しい挑戦をポジティブにかつ協力的に支援してくれます。転職を考えている人に対して言えることとして、アルサーガであればそのような環境があります。
「海外で働きたいけど、一歩踏み出せない」というコンサルタントに対しては、移住に向けた具体的な準備など、私の経験をお伝えすることは可能なため、ぜひアルサーガ経由でご連絡いただけると嬉しいです。
――ありがとうございました。
(取材・編集=広報室 宮崎、文=スギモトアイ)
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