社員インタビュー
縁が切り拓くエンジニアの挑戦、考える苦しさが成長への扉を開く
社員インタビュー
縁と縁が繋ぐキャリア!「人をつくるアルサーガ。」連載第109回では、福岡支社 システム開発Div. でユニットリーダー(以下、UL)を務める紀平さんに話を聞きました。
大学を卒業後、IT企業でエンジニアとしてキャリアをスタートさせた紀平さん。前職の常駐先で出会ったある人との縁が、アルサーガ入社への大きなきっかけとなりました。その後、自らの直感を信じてアルサーガの門を叩きます。
現在は福岡支社の成長を支える一員としてプロジェクトリーダーを務め、エンジニアとしてのキャリアを一歩ずつ積み上げながら、挑戦と成長を続けています。
今回は、アルサーガへの入社の経緯や転職を決意した背景、福岡支社ならではのエピソードを交えながら、紀平さんのキャリアの軌跡と仕事への熱い思いをお届けします!
目次
「おもしろそう」のマインドを大事に、自分の直感を信じて突き進む
――これまでの経歴を教えてください。
福岡で生まれ育ち、高校まで地元で過ごしました。大学進学後は山口の大学で情報系を専攻。卒業後、IT企業で2年半勤務したのち、アルサーガに入社しました。
実は、前職の常駐先で釘宮さん(システム開発本部 副本部長)と出会ったことが、アルサーガへの入社に繋がるきっかけの一つです。釘宮さんもアルサーガに入る前はSE企業で働いており、偶然にも私と同じ企業を常駐先としていたのです。
お互い別の企業に勤めていましたが、一緒のプロジェクトに入って関わる中で釘宮さんの技術力の高さに惹かれ、密かに憧れを抱いていました。当時の自分はエンジニア歴が1年半ほどだったので、学びたい一心で釘宮さんと接点をつくるようにし、質問しやすい環境づくりを頑張りました(笑)。
その成果もあり、釘宮さんにも一目おいてもらえるようになり、少しの期間ではありましたが、大変お世話になったという経緯がありました。
――出会った当時は二人ともアルサーガとの関わりは全くないんですね!
そうなんです!後に釘宮さんがアルサーガに転職し、少し経った頃に再び会う機会がありました。そこでアルサーガのことを知り、話を聞くうちに興味を持つようになりました。
アルサーガのHPを少しのぞいてみたところ、IT業界の多重下請け構造の解消を目指していることや、日本発の開発にこだわっていることなどを知り、おもしろい会社だなと思いました。
SESとして働いていた頃は、自分自身がひどい環境にいたと感じたことはありませんでしたが、この下請けの仕組み自体には不満を感じないわけでもありませんでした。その思いを持つ代表の泰明さんに共感し、一度話をしっかり聞いてみたいと思い、アルサーガの福岡支社に足を運んでみることにしました。
そこで福岡支社長の吉冨さんと初めて会いました。とても気さくで話しやすく、バスケットボールという共通の趣味もあり、かなり話が盛り上がりました(笑)。一瞬で信頼関係が結べたような感覚で、あっという間に緊張もほぐれた記憶があります。
当時の福岡支社は立ち上がって間もなかったのですが、アルサーガパートナーズという約500人規模の会社が新たな挑戦として支社を設立したこのタイミングに立ち会える体験は、今後そうそうないと感じました。
正直、当時の職場には仕事内容や給与を含め不満はなく、転職意思もなかったのですが、エンジニアとして「おもしろそう」のマインドは大事にしたいと思い、この自分の直感を信じて転職することを決意しました。
他にも、吉冨さんという存在が安心材料になったことや、尊敬している釘宮さんと一緒に働ける喜びも決め手となりました。
「エンジニアは考えるのが仕事」成長痛を力に変える
――その釘宮さんより、紀平さんは出会った頃からプログラミング能力が非常に高かったと聞きました!ここまで成長できた理由は何かありますか?
釘宮さんにそのように言ってもらえるのは恐縮ですが、思い返してみると、システムの構造や本質をしっかりと理解しようとしてることが成長につながっていると思います。
気になったことを根本から振り返り、理解を深める習慣はもちろんですが、SES時代はエンジニアとしてまだ未熟だったので、現場では必ず自分が困ったときに「質問しやすい人」をつくるように意識していました。コミュニケーションを大事にして質問しやすい信頼関係をつくることで、自分の考えだけでなくベテランエンジニアの考えも常に聞けるような環境を意識してつくっていました。まさに釘宮さんもそのベテランエンジニアの一人でした。
そうすることで、直接レビューしてもらえるだけでなく、ベテランエンジニアの思考を覗けることや、自分以外のソースコードに対してのレビューも見れるなど、学びの場が広がるんです。その積み重ねが成長につながったと自負しています!
――素晴らしいですね!現在はどのような業務を担当されていますか?
現在、不動産専用の予約管理システムの案件でプロジェクトリーダー(以下、PL)を担当しています。実は今、かなり苦戦中です…!(笑)
これまで大きな壁に直面したことはありませんでしたが、今回の案件でPLとしてお客様との会議に参加する中で、自分の未熟さを痛感しました。先日釘宮さんに相談した際、準備不足が課題だと指摘を受けたんです。
エンジニアとして良いシステム設計をしても、それをお客様に納得していただけなければ意味がありません。そもそも、お客様にとって本当に役立つシステムになっているか、どうすればお客様に「良い」と感じてもらえるかなど、考えるべきことは山積みです。そして、それを事前に準備することの重要性を改めて思い知らされました。
そんなとき、同じプロジェクトのベテランエンジニアから「エンジニアは考えるのが仕事だ。考えるのは苦しいけど、それが成長痛になるから」と言われたんです。その言葉を聞いた瞬間、自分の意識が変わりました。
正直、考えることは苦手で苦しいと感じる時間もありますが、これも自分のステップアップの通過点だと捉え、前向きに取り組んでいます!
――そのような姿勢が評価され、入社して半年も経たないうちにULに抜擢されたのでしょうか?
ありがたいことに、技術力を評価していただいたことが大きかったと思います。そして、チームづくりが意外と嫌いじゃない性格も理由の一つかもしれません。
趣味であるバスケットボールでもメンバーを集めたり、チームの雰囲気を整えたりなど、振り返ってみると「組織づくり」と似たようなことをしていました。その経験から、チームづくりのスキルが自然と身についていたのだと思います。
現在のユニットには本当に個性的なメンバーが多くいます。たとえば、技術に夢中になりすぎて周りが見えなくなりがちな人や、自分の考えをしっかり持っている分少し独特な視点を持っている人など。それぞれの個性を活かしつつ、必要なアドバイスをするのが私の役割だと思っています。
たとえば現時点での能力に見合ってない目標であれば、目標設定を見直すなど、小さな積み重ねを大事にしています。そんな日々の関わりの中で、メンバーが見違えるほど成長していく姿を見るのが本当に嬉しいです。
バイタリティ溢れる仲間と、自分と会社を共に成長させる
――最近のブームや仕事の息抜きになる趣味はありますか?
今でもバスケットボールが趣味で、仕事の息抜きとして楽しんでいます。実は、吉冨さんと一緒にバスケの試合にも出場しているんです!吉冨さんにはよくしてもらっていて、一緒にランチへ行ったり、先日の福岡フレンドリーシティアワードの授賞式の帰りに一緒にお祝いをしたりしました。上司でありながら、共通の趣味を通じてこのように親しく接してくれるのは、本当にありがたいと感じています!
――福岡の衛生管理委員長だと聞きました!素晴らしいですね!衛生管理を始めたきっかけは何ですか?
よく片付けをしているからか、気づいたら周りからそのように言われていました(笑)。私が入社したときは、福岡支社ができたばかりだったので、本当に空っぽのオフィスからすべて自分たちで作り上げてきました。
その当時から吉冨さんが、「自分たちで考えて自分たちでオフィスをつくっていくんだよ」と口酸っぱく言っていたので、それがもう身に染み付いた感じですね。おかげで、今では当たり前のこととして散らかっているのに気がついたら「やるしかない!」と体が反射的に動くようになりました(笑)。
――もはやオフィスは第二の家なんですね!(笑)アルサーガに感じている魅力はありますか?
アルサーガは本当に風通しが良く、働きやすい環境が一番の魅力です。この場にいるとかなり実感するのですが、こうやって口で言っても伝わりきらないのがもどかしいですね…!
なぜこんなに風通しが良いんだろうって改めて考えてみると、やっぱり同世代のメンバーが多く仲が良いのは大きいですね。それに、上司も皆のことを信頼してくれていて、それぞれ自由にのびのび働けるようにしてくれるので、居心地が良いのだと思います。上司に対しても意見が言いやすい雰囲気があって、何でも気軽に話せます。
それから、福岡支社には吉冨さんの思いに共感して集まっている人が多いので、職場全体がとても温かい感じがします。もちろん、締めるところはちゃんと締め、仕事にはメリハリがあり、それもまた働きやすさのポイントになっていると思います!
――今後、アルサーガで挑戦したいことについて教えてください。
今後は技術とマネジメントの両方をバランスよく伸ばしていきたいと考えています。アルサーガには、それぞれの分野で自分を磨ける環境が整っているため、この目標に挑戦するのに最適な場所だと思っています。現在もPLとして、技術的な判断を求められる場面や、メンバーをまとめる役割に挑戦しており、日々新たな発見や課題に向き合っています。
特にマネジメントに関しては、まだまだ経験が浅い部分もあるので、試行錯誤しながら成長している最中です。その中で感じているのは、優れた技術者であることと同時に、チーム全体の成果を最大化する力が必要だということです。そうした視点を持ちながらプロジェクトに取り組むことで、より広い視野を養うことができるようになったと感じています。
また、私が入社前から目標としているのは釘宮さんです。釘宮さんは、技術者としての高いスキルを持ちながら、マネジメント面でも学びが多く、私にとってのロールモデルです!
これからも、技術者としてのスキルを高めることはもちろん、チーム全体を成功に導くマネジメント力をしっかりと身につけ、より大きなプロジェクトにも挑戦していきたいと思っています。
――最後にアルサーガに入りたい人に対してメッセージをお願いします!
アルサーガは、どこよりもチャレンジできる環境が整っている会社です。「自分で考えて行動し、挑戦していきたい」という気持ちを持った方にとっては、最適な場所だと思います。若い世代のトップ層が多く、ベンチャー精神に溢れた風土が特徴で、新しいアイデアや発想をどんどん試せる自由があります。
また、頼もしい先輩たちも多く、経験豊富でありながら驚くほどのバイタリティを持っています。吉冨さんや釘宮さんがまさにその先陣を切っています!一緒に働いていると、そのエネルギーに刺激を受けることが多く、自分自身も「もっと頑張ろう!」と思える環境です。そんな仲間とともに成長し、新しいことに挑戦したいという方は、ぜひ一緒にアルサーガで未来を切り拓いていきましょう!
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 宮崎)
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