社員インタビュー
全員が当事者として挑む開発組織で、エンジニアとしてさらなる高みへ。チームと共に、成長の循環を生み出す
社員インタビュー
お客様から信頼されるエンジニアの秘訣に迫る。「人をつくるアルサーガ。」連載第110回は、サーバーサイドエンジニアの石原さんが登場です。
石原さんは、前職では主に海外旅行を扱う旅行会社で奮闘していましたが、突然のコロナ禍で失業。そのピンチを、以前から興味があったプログラミングの勉強時間に変えたことで、人生を大きく動かすきっかけを掴みました。
エンジニアとしてのスキルアップを目指してアルサーガに入社した後は、「チャンスがあるなら、とにかく手を挙げてみよう」という強い行動力を武器に、入社早々から新規プロジェクトのサブリーダーに抜擢。未知のことにもひるまず挑戦し、数々の壁を乗り越えてきました。
今回のインタビューでは、石原さんがどのように新たなキャリアを切り拓き、チームと共に成長を加速させているのか、そしてこれからどんな未来を描いているのかについて聞きました。
目次
エンジニアとしてのさらなるキャリアアップを目指して
――これまでの経歴について簡単に教えてください。
大学時代は一人旅が好きで、バックパッカーとして東南アジアをはじめ、インドやアイスランドなど、さまざまな国を旅しました。また、ワーキングホリデーでカナダに行き、1年間休学して現地で働いた経験もあります。
旅行好きということもあり、新卒では旅行会社に入社しました。しかし、入社直後にコロナ禍が始まり、海外旅行を専門に扱う会社だったため、業務がほとんどなくなってしまったんです。本来1ヶ月で終わる予定だった研修が、仕事がない影響で3ヶ月や半年にも延び、予想外の事態に直面しました。最終的には研修内容も尽き、新卒全員が自宅待機を余儀なくされました。
自宅待機の期間は精神的にも辛かったですね。仕事が全くない中、時間だけが過ぎていく状況に焦りを感じました。そんな中、学生時代から興味を持っていたプログラミングに挑戦してみようと思い立ったんです。独学で少しずつ学習を進め、その経験が今のキャリアにつながる大きなきっかけとなりました。
コロナで仕事が激減して生まれた時間をすべて勉強に充て、ポートフォリオを作成したり、資格取得のための学習を進めたりしました。この未曽有の状況を、未経験からエンジニアになるための準備期間と割り切り、本格的に転職活動を開始しました。
――プログラミングスクールには通わず、独学で勉強していたんですね。
はい、スクールには通わず、独学で勉強を進めていました。ちょうど学習を始めた頃、兄がエンジニアとして転職して数年が経っていたので、いろいろとアドバイスをもらうことができました。その助けもあって、なんとか学ぶことができたと思います。
最初に転職したのは社員数が40名ほどの受託開発会社です。この会社は、兄が以前業務委託で携わっており、「ここは良い会社だよ」と勧められたことがきっかけで応募しました。その結果、縁があって2年半ほどその会社で働くことになりました。
――アルサーガへの転職を考え始めたきっかけについても教えてください。
前職は本当に働きやすく、社員の皆さんも素晴らしい方ばかりで、とても居心地の良い環境でした。正直なところ、未経験からエンジニアとして育てていただいたので、退職することに対して後ろめたさや申し訳なさは感じていました。
それでも転職を決意した理由は、エンジニアとしてスキルアップを目指し、より専門的なスキルを積みたいと考えたからです。たとえば、設計やリーダーとしての経験を積むことがその一例です。前職では上のポジションが埋まっており、案件の規模も比較的限られていました。そのため、詳細設計以上の経験を得るには数年単位で時間がかかる環境でした。そうした状況を踏まえ、自分の成長を加速させるためには環境を変える必要があると判断しました。
――アルサーガでは、そのスキルアップが実現できていると感じられていますか?
はい、実感できています。入社初日から新規プロジェクトの立ち上げを任され、実質的にサブリーダーのようなポジションで、要件定義や設計を担当しました。責任の重さを感じる場面もありましたが、その分、非常に多くの経験を積むことができました。
次に携わった案件では、半年間ほど追加機能開発のリーダーを担当しました。お客様とのやりとりや要件定義・設計に加え、2名のメンバーを率いる立場も任され、リーダーとしての役割を全うする機会をもらいました。まさに、自分が求めていた成長を実現できる環境だと感じています。
全エンジニアが当事者意識を強く持っている開発組織
――アルサーガのことはどのようにして知ったのでしょうか。
実は、未経験からエンジニアに転職しようと考えた際、アルサーガにも応募していました。その時は残念ながら不採用でしたが、当時から「幅広い案件を手がけ、成長の機会が多い会社」という印象を持っていました。本当に価値ある開発経験を積める会社を探す中で、アルサーガが自分にとって理想的な環境だと感じたんです。
さらに、当時から社員インタビューやプレスリリースをよく読んでいました。それらを通じて感じたのは、エンジニアの皆さんがプログラムを書くことにとどまらず、組織づくりにも積極的に関わっている点です。そういった働き方には、とても強く惹かれました。
そして今回、経験を積んだ上で再び応募した際には、面接官の方からいただいたフィードバックが非常に有意義で、改めて感じた開発組織の充実ぶりにも魅力を感じました。その結果、入社を決意するに至ったんです。
――入社してから感じたギャップはありますか?
良い意味で驚いたのは、全エンジニアが想像以上に高い当事者意識を持っていることです。アルサーガは案件を外部に下請けに出さない方針をとっており、お客様の課題をどう解決するかといった提案から、開発・テスト・リリースまでをすべて社内で完結させています。そのため、要件定義や設計に全メンバーが当たり前のように携わり、若手やベテランといったキャリアの長さに関係なく、お客様の課題と真摯に向き合う姿勢がとても印象的でした。
他の会社では、要件定義や顧客対応はベテランが担当し、その決定を中堅が設計し、若手が実装する、という流れが一般的だと聞きます。それ自体は悪いことではないと思うのですが、アルサーガのように全員が設計から実装まで携わる環境は非常に珍しく、驚きました。私自身、設計やリーダー経験、さらにお客様とのコミュニケーションも積極的に行い、幅広いスキルを身につけていきたいと思っていたので、この環境は理想的だと感じています。
もう一つ感じたギャップは、スピード感の速さです。入社初日から新規プロダクトの立ち上げを任されたことにも驚きましたが、そこから開発・リリースまでの流れが予想以上に速く、圧倒されました。事前に「スピードが速い会社だ」と聞いていましたが、実際に経験してみるとその速さは想像をはるかに超えていましたね。
――初めてリーダーを担当した案件では、最初はメンバーとしてプロジェクトに入ったと聞きましたが、どのような経緯でリーダーの役割を任されることになったのでしょうか?
その案件では、当初は3人いるメンバーの一員としてプロジェクトに参加しました。既存アプリの追加機能を開発するプロジェクトだったのですが、新規開発を担当したエンジニアが別プロジェクトにアサインされ、さらにプロジェクトマネージャーも交代したばかりで、仕様を詳しく把握している人がいないという状況だったんです。
そこで、私が既存仕様を一から洗い出し、チームに共有する役割を担うことになりました。どのような仕様でどんな設計になっているのかを全体に説明し、チーム全員の理解を深めたことで、プロジェクトが円滑に進むようになりました。
その結果、お客様から「石原くんにリーダーをお願いしましょう」とお声がけいただいたんです。タイミングの良さもあったと思いますが、整理されていない情報を地道に調べ上げ、それを分かりやすくまとめて共有したことが、リーダーを任されるきっかけになったのだと思います。
――お客様からの信頼まで得るとは、まさに努力の賜物ですね!
プログラミングを超えた課題解決と組織づくりへ
――仕事の息抜きとしては、どのようなことをしていますか?
ダイエットも兼ねて、ランニングをよくしています。近くの神社まで走って行くなど、楽しみながら運動を続けていますね。
もう一つは、日記を書くことです。中学生の頃から手書きの日記を書き続けていて、今では書き溜めたノートがかなりの厚さになりました。その日の出来事や感じたことを書き出すと、頭が整理されてストレス発散にもなります。たまに読み返すと、当時の気持ちが鮮明に蘇ってきて、とても楽しいですよ。
――コツコツ努力家ですね!改めて、入社して感じているアルサーガの魅力について教えてください。
一番感じているのは、メンバー全員の意識の高さです。チーム全体の仲が良く、協力し合える関係でありながら、一人ひとりがしっかりと当事者意識を持っています。
未経験で入社した人の中にはエンジニア歴が1年ほども経っていない人もいますが、皆が「お客様の課題をどう解決するか」や「どう設計するか」という高度な議論を当たり前のようにしているんです。自分がエンジニアになって半年や1年経ったくらいの頃には想像もできなかったような会話で、そこには本当に驚きました。
また、中途入社の方も含めてレベルが高い人が多いので、良い刺激を受けながら「自分も負けないように頑張ろう」と思えます。
――今後アルサーガで挑戦していきたいことについて教えてください。
個人としては、サーバーサイドエンジニアとしてのスキルを磨きつつ、設計や要件定義、技術選定などのスキルの幅を広げていきたいです。その中でリーダーシップを発揮し、メンバーをサポートできるようなエンジニアを目指しています。
組織への貢献という意味では、個人のスキルアップを活かして案件をリードしながら、チーム全体を支える存在になりたいです。そして、多くの人に役立つサービスや業務効率化のシステムを開発し、利用者にとって価値のあるものを提供していきたいと考えています。その成果が利用者の満足度向上につながるだけでなく、会社の成長にも寄与できれば、これ以上ない喜びです。
――最後に、今後アルサーガに入社したい人にメッセージをお願いします!
アルサーガは現在、成長過程の真っ只中にあり、求められることが日々変化しています。そのため、「ただプログラミングだけをやりたい」という方には、正直ミスマッチかもしれません。でも、お客様とのコミュニケーションや要件定義に挑戦したい、リーダーとしてチームを引っ張りたい、採用や組織づくりにも関わりたいという方にとっては、非常に魅力的な環境だと思います。
「これをやりたい!」と手を挙げれば、その意思を尊重して挑戦の場を与えてもらえるのが、アルサーガの大きな魅力です。エンジニアとして、プログラミングの枠を超えた課題解決や組織づくりに関心がある方には、まさに理想的な場所だと胸を張って言えます。興味がある方は、ぜひ一緒に働きましょう!
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 渡邉)
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