社員インタビュー
人生を変えたかったら、アルサーガにくればいい。マーケティングに社内転職したエンジニアが、葛藤の末に選んだ道
社員インタビュー
アルサーガに新しい歴史をつくるのは、自分だ。「人をつくるアルサーガ。」連載第82回は、アルサーガの自社サービス「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」と「プロンプトパーク」でマーケティングやマネジメントを担当する星さんに話を聞きました。
アルサーガにはサーバーサイドエンジニアとして入社した星さん。エンジニアの仕事に楽しさを感じる反面、自分の技術に伸び悩み、周囲との差に大きな悩みを抱えていた時期がありました。そんな星さんは、半年ほど前に社内転職し、自社サービスのチームマネジメントとマーケティングを担う役割にジョブチェンジをしました。
「自分はエンジニアに向いてないかもしれない」と悩む星さんの背中を押したのは、エンジニアの先輩たちでした。
「今までのアルサーガになかった歴史をつくりたい」と強く語る星さんに、彼の挑戦のストーリーや社内転職の実態、そしてこれからの展望について聞きました。悩みや葛藤を抱えた上で、絶えず挑戦を続ける星さんの姿に迫ります。
目次
東京に夢見て出会った会社に即入社
――これまでの経歴を教えてください。
幼少期からずっと東京で暮らすことを夢見ていました。
しかし、高校を卒業してからしばらくは、地元の福島にあるタイヤ製造会社でハードウェアエンジニアとして働いていました。ところが、腰を怪我してしまい、工場での仕事ができなくなってしまったため、療養しながら実家の近くのスーパーでアルバイトをしていました。
療養中も、ずっと心に抱いていた東京への憧れは消えませんでした。そして、ある程度腰のの治療が終わり環境を変える準備が整ってきたことをきっかけに上京する計画を立て始めました。そこで出会った会社がアルサーガです。
――エンジニアを目指したきっかけはどのようなものだったのですか?
将来的に自分で会社を経営したいという夢があり、そのためには何か新しいことを始める必要があると模索する中で、プログラミングという領域に興味をもち、学ぶことにしました。
ビジネス系の情報発信をしている方のSNSでITエンジニアの存在を知り、そこからオンラインのプログラミングスクールに通って半年間ほど勉強をしました。しかし、期待していたほど思うような学習ができず、その後1年ほど独学でプログラミングの勉強をしながらメンターの指導を受けることにしたんです。
――どのようにしてアルサーガを知ったのか、詳しく教えてください。
Wantedlyで東京で働けるエンジニアの求人を探していた時に、アルサーガの求人を見つけました。
偶然上位に表示されていたアルサーガの求人に興味を持ってクリックしてみたところ、率直に、「この会社すごいな」という印象を受けました。そこから、ホームページや社長のインタビュー、社員インタビュー、IRなどを全て読んで、最初に抱いた興味が強い関心に変わっていきました。その直感に従い、エントリーボタンを押しました。
主に着目したのが、社長の面白さ、ベンチャー企業でありながら立地や福利厚生がしっかりしている点、業績などです。特に社長に関しては、「いい意味で社長らしくない」という点が魅力的に映りました。
他の企業にも応募はしましたが、結局面接を受けたのはアルサーガだけでした。他の企業を見ずともこの会社に入りたいと思うほど、アルサーガが魅力的だったのです。
――確かに、社長っぽくないですよね(笑)。実際に入ってみて何かギャップを感じていますか?
「こんなに自由に働いてもいいんだ」というのは、いい意味で感じたギャップですね。
これまでは比較的厳格な労働環境で働いてきたので、ベンチャー企業ならではのコミュニケーションの取り方や、労働時間内の過ごし方は刺激的でした。
入社した当時、私は未経験での採用だったので、最初の会社選びでは何かしら妥協しなければいけない、と覚悟していましたが、アルサーガに入社する際に妥協した点は一つもありません。
アルサーガは、まさに、私にとって理想の会社でした。
暗闇で悩んでいた自分を救ってくれた先輩たち
――現在、どのような仕事を担当しているか教えてください。
現在は、自社サービスとして開発している「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」と、「プロンプトパーク」でマネジメントとマーケティングを担当しています。
入社時はサーバーサイドエンジニアとして採用されたため、エンジニアとしてプロジェクトに入っていましたが、今は開発とは少し離れた領域で仕事をしています。今から半年ほど前に、現在のチームリーダーを担うことになりました。
――エンジニアからマーケティングやマネジメントなど、業務範囲が大きく変わりましたが、その経緯を教えてください。
自ら志願して、社内転職をしました。
もともと、自身のスキルを磨いてビジネスの戦闘力を高めたいと思い、エンジニアの道を選びましたが、実際にエンジニアとして仕事を始めたところ、思った以上にスキルが伸びなくて。タスクをこなすだけでも精一杯で、先輩エンジニアには相当な迷惑をかけたと思います。
同じ時期に入社した人たちがユニットリーダーや大規模な案件にアサインされる中、自分の未熟さに失望し、悩んだ時期もありました。アルサーガには毎月多くの新入社員が入ってくるので、その人たちに技術力で抜かれていくことを日々感じ、非常に悔しかったです。
入社して半年から1年が経った頃には、「自分はエンジニアに向いてないかもしれない」と思うようになりました。そこから自分の将来を真剣に考え始めたんです。
私は昔から、向いていることであれば何かしら小さなことでもすぐに結果を出せるタイプだと思っていたので、その時からディビジョンマネージャー(以下、DM)や先輩エンジニア、時には熊本の方にまで将来についての相談を積極的にするようになりました。
――アルサーガには親身になって話を聞いてくれる社員がたくさんいますよね。どのように相談をしていたのですか?
DMやエンジニアの先輩方は本当に親身に話を聞いてくれます。
先輩方には、自分が抱えていた悩みや葛藤について、何も隠さずに全て本音で話すことができたんです。そして、その悩みについて真剣に対応策を考えてくれるんです。私は本当に人との出会いに恵まれていたなと思っています。
この時期の葛藤や先輩方に相談する経験がなかったら、私はずっと暗闇の中で悩み続けて、自分に合った道を見つけられなかったと思います。
――辛い時にも一緒に寄り添い悩んでくれる先輩がいて、本当によかったですね。そこからどのようにして今の道を見つけたのですか?
まずは自分に向いている分野を見つけようと思い、様々な可能性を探ってみました。そして、先輩方が自分の適性を考慮し、成長する場所を提案してくれました。それが今のチームマネジメントとマーケティングの仕事です。
もともと自分の会社を立ち上げたいという夢があったこともあり、マーケティングには興味がありました。同時に、これまで身につけてきた開発分野の知識も活かして仕事をしたいという思いもありました。
アルサーガは未経験のエンジニアも多く採用していますが、あえて研修制度というものを設けていません。研修で大切な初期を使ってしまうよりも、実際の案件に入ってもらって実務経験を積んでもらうという方針だからです。
そういった経緯もあり、当時の「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」チームにも多くの新入社員エンジニアが在籍していました。実務を行いながら教育をしていく方針ではあるのですが、ちょうど体制が変わるタイミングで、教育をする人が少ない時期がありました。
そこで、先輩が「星くんだったら新入社員の面倒をみてくれるのではないか」と考慮してくれ、私をこのチームの教育担当に指名してくれたのです。
――そこからどのようにしてマーケティングの道を見つけたのですか?
ちょうどGPTチーム内で作ったサービスを売っていこうというフェーズに入り始めたことをきっかけに、教育担当と並行して挑戦させてもらうことになりました。これまでアルサーガの東京本社では、自社サービスにおけるマーケティングの部隊は存在していませんでした。
せっかく自社サービスの運用を任されたのだから、より面白いことに挑戦したいと思い、「やらせてください」と自分から声をあげました。社内や熊本支社のマーケティング部の力を借りて、今も常に模索しながら新しいことに挑戦し続けています。
リーダーとしての仕事は大変だけどとても面白いです。ゴールがない中で、自ら新しいアプローチを試行錯誤しながら前進するプロセスに、大きな魅力を感じています。
――マネジメントについてはどうでしょう?
最初はこのチームでもエンジニアとして実装をしながら、周りのエンジニアの教育を行っていました。その教育方法や行動を周りの人たちが高く評価してくれ、チームリーダーに推薦してもらうことができたんです。マネジメントをする中での姿勢も評価してもらい、今もその役割を続けています。
マネジメントも非常に面白いです。見本は、これまで私のマネージャーをしてくれた人やプロジェクトの先輩です。
彼らは、私がどれだけ苦しかった時でも全力で助けてくれました。今度は私がその姿勢をメンバーに対して示していかなければいけないと思っています。
マネジメントにおいては、とにかく何事も否定しない、まずは共感し、一緒に解決していく、という姿勢を大切にしています。
みんな人間なので、何かしらの問題は起きるじゃないですか。そういう時に、まずは相手の立場に立って共感することから始めるんです。勝手に自分の想像や固定概念で接しないようにしています。これも全て、先輩方から学んだ姿勢です。
アルサーガとしても、間違ったことを否定せず挑戦した勇気を讃えようという意味の「バグを否定しない」という文化があります。この文化が先輩方にもしっかりと根付いているんだと実感します。
――IT業界の経験が短い中で、リーダーを担当することにプレッシャーは感じていませんか?
自分の判断次第でサービスの未来が決まっていく、という責任感を持って取り組んでいます。この責任に対しては、怖いというよりもむしろ面白いという感情が上回っています。
学生時代に駅伝部で部長を務めており、約50人の部員をまとめる経験があったので、その経験が今にも活きていると思います。
結局、自分一人では何もできないのです。それは、一人ではできないほど、大きな目標に取り組んでいるということです。その大きな目標を達成するために、一人ひとりの個性や強みを理解して、それを統べていくことはとても面白いことだと思います。
チーム力は普段の何気ない会話や接し方が全て
――新しい挑戦を続ける星さんですが、息抜きや趣味はありますか?
私は昔から何かを達成するまで考えることをやめられない性格なので、正直ちゃんとした休み方がわからないというのが本音です(笑)。
でも、休むことも重要だとはわかっているので、休みの日は、自分の感性を磨くための行動をとっていることが多いかなと思います。
例えば、音楽鑑賞やアート鑑賞、上京してから1年半ほど国際交流シェアハウスに住んでいたのでその時のハウスメイトに会う、などが多いです。
あとは、上京のきっかけにもなったスーパーカーが大好きなので、道端でランボルギーニが通った時はぼーっと眺めて刺激を受けるような休日を過ごしています。(笑)
――星さんは様々なメンバーとコミュニケーションをとっている印象ですが、チームの魅力などで特に感じていることがあれば教えてください!
自分が担当させてもらってるチームは、本当にチーム力が高いんです。例えば、誰か一人が何か困っていたらすぐにチームメイトがサポートするなど、協力体制がしっかりしています。マネジメントの私が不在の時でも、チーム全体で協力して業務を進めることができるんです。
ありがたいことに、周囲からも「星さんチームのチームワークってすごいよね」というフィードバックをいただくことがあります。
何がそうさせているのかは正直分かりませんが、他の組織と明らかに違うのは、メンバーに寄り添う姿勢かと思います。チーム力って、普段の何気ない会話や、何気ない接し方が全てだと思うんです。
チームワークは、一つの行動ですぐによくなったり悪くなったりするものでもありません。日々の積み重ねが大切で、それこそが私のチームの魅力になっていると思います。
――すでに様々なことに挑戦している星さんですが、今後アルサーガで挑戦したいことについて教えてください。
今までのアルサーガになかった歴史をつくりたいです。
これまでアルサーガは、システム開発とDXコンサルティングを主軸に事業を展開し、成功を収めてきました。一方で、自社サービスにおいて大きな成功を収めた例はまだありません。主な事業が安定しているからこそ、既存の枠組みにとらわれず、新しい挑戦を積極的に行い、新しい道を切り開くことが重要だと考えています。
アルサーガはそのような挑戦をするのに、絶好の環境です。私自身もエンジニアとしての成長が停滞していた時期に、新しい挑戦をさせてもらいました。こんなことをさせてくれる会社は、他にないと思います。
もちろん他部署の方々の成果の下で新しいことに挑戦させてもらえる環境があることを理解しているので、その分責任感や緊張感もありますが、まずは、今やっていることでいい結果を出し続けていきたいです。そういった行動が同じように新しい挑戦を求める人にとってもいいモデルになれると思います。
――今後アルサーガに入社したい人にメッセージをお願いします。
とりあえず、人生を変えたかったらアルサーガにくればいいと思います。いろんな意味で人生が変わると思います。人間関係だったり、挑戦できる環境だったり。
メンバー間で「アルサーガって人がいいよね」という話をすることがよくありますが、本当にそう思います。
そういった、自分が心地よいと感じる環境に身を置くということだけで人生は変わると思います。求められるスピードやレベル感が高いから大変なこともあるけれど、その分やりがいもある。ですので、何かしら人生を変えたいと思っているのなら、まずはアルサーガに入って挑戦してみればいいと思います。
その後にどうしたいかは自分次第です。どのように進むかは、あなたの選択次第です。
――ありがとうございました!
(取材=広報室 宮崎、文・編集=渡邉)
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