
社員インタビュー
社員インタビュー
組織と共に進化し続ける。「人をつくるアルサーガ。」連載第113回は、サーバーサイドエンジニアの経験を経て、現在はプロジェクトマネージャー(以下、PM)兼ディビジョンマネージャー(以下、DM)を務める甲坂さんが登場です。
エンジニア未経験・最年少でアルサーガに入社し、現在は組織づくりにも関わる甲坂さん。アルサーガに入社したきっかけは、「研修なし・現場主義」という環境、そして代表である泰明さんとの面接でした。
入社当初はITの基礎知識すら乏しく、周囲と比べてもスタート地点はかなり下の方だったそう。しかし、「チャンスは一度きり」と必死に食らいつき、数々の案件を通して成長を遂げてきました。特に、あるプロジェクトでは厳しい環境の中、チームとともに戦い抜いたことで、エンジニアとしても人としても成長できたと話します。
今では組織の未来を見据え、新たな挑戦を続ける甲坂さん。彼が歩んできた道のりとは?そして、なぜ今も挑戦し続けるのか。そのリアルなストーリーをお届けします。
目次
――これまでの経歴について教えてください。
高校卒業後、大学には進学せず、広島と大阪に展開するサービス業で働き始めました。最初はスタッフとしてスタートしましたが、 2年で店長に昇格。計3年間勤務しました。
若くして責任のあるポジションを任され、接客業だけでなくエクセルのマクロを活用した売上管理も担当していました。職場にはITに詳しい人が少なく、「若いからできるだろう」という理由から押し付けられる形で始めた業務でしたが、実際に取り組んでみると意外と楽しく、「こういう仕事、意外と好きかも」と思うきっかけになりました。
一方で、夜間勤務が中心の仕事だったこともあり、周囲から 「早めに次のキャリアを考えたほうがいいんじゃない?」 とアドバイスをもらうようになりました。単純だった当時の私はその言葉を素直に受け止め、すぐに新たな道を模索し始めました。
特にやりたいことが決まっていたわけではありませんでしたが、エンジニア職を勧められ、深く考えずに 「やります!」 と勢いで挑戦してみました。エクセルのマクロを扱っていた経験もあり、ITに対する抵抗が少なかったのも後押しになったのかもしれません。
しかも実際にやってみると意外とできることが多かったんです。何よりも純粋に楽しいと思いました。 その感覚が自分の中で大きな転機となり、本格的にエンジニアとしてのキャリアを歩み始めました。
――アルサーガを知った経緯や、入社を決意した理由を教えてください。
アルサーガのことはエージェント経由で知りました。当時のアルサーガは創業5年目で、 「研修もなく、現場主義で大変らしい」 という話を聞き、逆に興味を持ちました。そういう環境だからこそ、ここで活躍している人たちは相当優秀なんだろうなと感じたからです。さらに、大企業と直接取引をしている点にも魅力を感じ、さまざまな経験と挑戦ができそうだと思いました。
当時は他の会社から内定をもらっていて、正直かなり迷いました。しかし、最終的な決め手となったのは代表泰明さんとの面接でした。
まず、泰明さんの登場の仕方が衝撃的で、30分遅刻してきたかと思ったら、なんとセグウェイに乗って現れたんです(笑)。 ホームページでセグウェイに乗っている姿は見たことがあったので、「これがベンチャーの社長か……!」と驚きました。
しかし、それ以上に印象的だったのは、私のポートフォリオに対する厳しいフィードバック。「これだと売れないよ!」 とストレートな言葉をぶつけられ、面食らいました(笑)。
ただ、話をしていくうちに 「エンジニアの成長のためには実装時間が多いほうがいい」 という考えや、泰明さんの「日本を盛り上げていきたい」という熱い想いを聞く中で、「この船に一緒に乗りたい」 と思ったんです。そして最終的に、アルサーガへの入社を決意しました。
――入社当時は最年少だったと思いますが、どんなプレッシャーや期待を感じていましたか?
IT業界自体が初めてだったこともあり、期待する一方で戸惑いもかなり大きかったです。信じられないかもしれませんが、「CSVとは?」 というレベルでITリテラシーが低かったんです。しかも、当時はコロナ禍でフルリモート勤務だったため、聞きたいことがあっても気軽に質問できる環境ではありませんでした。
そこで、最初の頃はミーティングでわからなかった単語をすべて付箋に書いて貼り、理解したら外すという方法を取っていました。最初はびっしり付箋だらけから始まりましたが、2〜3ヶ月経つと減るスピードのほうが速くなり、「成長してるかも!」 と実感できたのは嬉しかったですね。
ただ、その期間は本当に必死で、ずっと勉強し続けていたら10キロくらい痩せてしまいました(笑)。 スタート地点はかなり下の方でしたが、一人で食らいつくしかないという気持ちで頑張っていました。
もう一つ救いとなったのはPMである小澤さんの存在です。最初に携わった案件の担当が小澤さんだったのですが、当時のリモート環境で質問しづらい雰囲気を変えてくれて、気軽に相談できるようになりました。そういった先輩のサポートがあったからこそ、なんとか乗り越えられたと思います。
――会社が急成長する中で、自分の役割や視点はどのように変わっていきましたか?
入社してからのキャリアの変化は本当にめまぐるしく、毎年新しい挑戦をしてきました。
1年目はサーバーサイドエンジニアとしてスタートし、その後、サブリーダーを経験。2年目には行政の案件でリーダーを任され、そこで一気に視座が広がりました。3年目にはユニットリーダー、4年目にはエンジニアリングマネージャーになり、現在はPMとDMを兼務しています。
もともと「早く上の立場になりたい」という気持ちが強かったのですが、ここまで来られたのは、正直なところ運もあったと思います。会社の成長スピードが速く、次々にチャンスをもらえる環境だったからこそ、ここまで成長できました。
――どのような経験が自分をここまで成長させたと思いますか?特に印象に残っているプロジェクトなどがあれば教えてください。
入社当初は未経験でしたが、成長を見据えた開発タスクを任せてもらえたことが、大きな転機になりました。もちろん簡単な道ではありませんでしたが、「チャンスは一度しか巡ってこない」と思い、必死に食らいついていきました。
特に印象に残っているのは、行政案件でリーダーを務めたときの経験です。期待に応えようとがむしゃらに頑張りましたが、新しい技術を使いながら短納期で進めなければならず、本当に大変なプロジェクトでした。
それでも最後までやり遂げられたのは、チームのみんなの支えがあったからです。特に、執行役員の星野さんには今でも感謝しています。執行役員でありながら自らテスターをやってくれたり、差し入れを持ってきてくれたりと、チームを陰ながら支えてくれました。そんな環境やチームに本当に助けられ、嬉しくてトイレでこっそり泣いたこともあります(笑)。
こうした経験を積み重ねていく中で、エンジニアとしても人としても成長し、今の自分に繋がっていると感じています。
――メンバーを支える立場となった今、大切にしていることは何ですか?
メンバーには最終的に「独立したエンジニア・リーダーになってほしい」と思っています。だからこそ、ずっと支え続けるのではなく、自分で考え、判断し、行動できるように導くことを意識しています。
また、自分の発言や言動がチームに影響を与えることは強く意識しています。だからこそ、「甲坂さんの意見だけが正解」と思われないように気をつけ、メンバー自身に考えてもらう機会を意図的につくるようにしています。上から答えを与えるだけではなく、一緒に考えることで、自発的に成長していける環境をつくることが大切だと思っています。
そのためにも、1on1の時間を特に大切にしています。普段の業務ではなかなか深く話せないことも、1on1ならしっかりと向き合える。メンバーに考えを言語化してもらうことで、思考が整理され、自信を持って進めるようになると感じています。
――かなり真面目な甲坂さんですが、仕事の息抜きにしているマイブームはありますか?
実は最近、結婚しました!それに伴い、現在 「家事スキル強化期間」 に突入しています。特に皿洗いにはこだわりがあって、ただ洗うだけじゃなく 「いかに美しく並べるか」 に全力を注いでいます。
また、社会人としての理想像を追求するのも趣味の一つです。朝は仕事前にジムへ行くか喫茶店で勉強するという「デキるサラリーマンルーティン」を実践中です。これを続けていると、「今、自分、めっちゃ意識高いな…!」という謎の高揚感に包まれます(笑)。
――意識高すぎます(笑)。そして、改めてご結婚おめでとうございます!!話は戻りますが、今もなお、アルサーガに感じている魅力は何ですか?
アルサーガの一番の魅力は 「自分の仕事を自分でつくり上げていける環境」 だと思います。理にかなっていることであれば、どんどん自分のアイデアを実現できるのが本当に素晴らしいところです。実際、査定や採用のプロセス、1on1の導入などは自分から声をあげて積極的に「組織の仕組み創り」 をしてきました。こういった役割は、環境に恵まれているからこそできたことだと思っています。
そして、最近感じている魅力は、これまでつくり上げたものを 「更新していけること」 です。今は新しい仕組みをつくるだけでなく、既存のものをさらに良くするために手を加えていけるポジションにいるので、まさに会社の成長に貢献できている実感があります。
――今後、アルサーガで挑戦したいことは何ですか?
今後目指しているのは、「自分がいなくても回る組織をつくること」 です。つまり、誰かの指示がなくてもメンバーが自発的に動き、問題があれば自然と改善されていくような環境を整えたいと考えています。トップダウンではなく、現場から生まれる仕組みが継続的にアップデートされていく状態が理想です。
今、近くで見ているメンバーは人のために動ける人が多く、前向きに取り組んでいる人も多いと感じています。だからこそ、この文化をさらに強固なものにし、個々の力を最大限に発揮できる組織をつくりたいと思っています。
私自身、これまで多くの機会をいただき、成長することができました。今度はその経験を活かし、周囲のメンバーや会社に還元していくことが自分の役目だと考えています。
そのために、フェーズごとに自分の役割を変えながら、その変化を前向きに受け入れていきたいと思っています。常に「今、会社にとって必要なことは何か?」を考えながら、最適なポジションで貢献し続けることで、組織全体が進化し続けるような仕組みを生み出したいです。
――最後に、今後アルサーガに入社したい人に一言メッセージをお願いします!
アルサーガに向いている人は、受け身ではなく 「自分で明確な目標を持ち、行動できる人」「しっかりとした信念がある人」 です。「手を挙げられるようになりたい」と思っている人も歓迎です!自分の成長に対して意欲的で、新しい挑戦をしたいと思っている人にはぴったりの環境だと思います。
また、ビジネスで結果を出せば、給与が上がる仕組みが整っています。自分が入社したときと比較してもかなり給与水準も上がっています。 「結果に貪欲な人」 が活躍できる場所を用意していますので、このような環境で挑戦したい人は、ぜひアルサーガで一緒に働きましょう!
――ありがとうございました!!
(取材・編集・文=広報室 宮崎)
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