
社員インタビュー
社員インタビュー
知られざるコーポレート業務の裏側とは?「人をつくるアルサーガ。」連載第112回は、経理として活躍する島田さんを紹介します。
島田さんは、前職の大手旅行会社で窓口業務を担当していましたが、コロナ禍で業界全体が大打撃を受けたことをきっかけに、アルサーガに転職。入社後は総務や労務での業務を経て、現在は経理部門で多方面にわたり活躍しています。
未経験で経理業務に挑戦する中で、「まずはやってみる」という前向きな姿勢を大切にしながら、新たな知識を吸収し成長を重ねてきた島田さん。上場を控える会社の一員として、業務範囲を広げることに挑戦しながら、組織に欠かせない存在としてチームを支えています。
今回は、普段はあまり表に出ることがない経理のお仕事に迫りながら、異業種からIT業界の経理へと転身した背景、そしてアルサーガで描く未来への挑戦について、島田さんに聞きました。
目次
――まず、これまでの経歴を簡単に教えてください。
大学卒業後に大手旅行会社に入社し、約4年間窓口業務を担当していました。お客様対応が中心で、基本的には接客業務をしていました。
しかし、コロナ禍で業界全体が大きな影響を受けました。緊急事態宣言が出された際には、旅行会社が入居していたビル自体が閉館してしまい、1ヶ月間ほど全く仕事ができない期間があったんです。その間、会社から配られたテキストで自主学習をするよう指示され、それがしばらくの間続いていました。限られた20代のキャリアを考えた時に「このままでは厳しい」と感じ、転職を考え始めたんです。
そして、新たなキャリアの場として選んだのがアルサーガでした。
――数多くの選択肢があった中で、非IT人材としてアルサーガに入社した理由を教えてください。
入社のきっかけはアルサーガの社員からのリファラルです。転職先を探している時に声をかけてもらい、そのご縁でアルサーガに入社することになりました。旅行会社でのコロナ禍の経験を経て、接客業務とは異なる分野に挑戦してみたいという思いがあり、業種にとらわれず幅広く転職先を検討していました。その中で、IT業界はコロナ禍でも比較的影響が少ないと感じたことが、アルサーガを選んだ理由の一つです。
入社当時のアルサーガは、まだ社員数が200名にも満たない規模で、私は総務と労務を兼務する形で仕事を始めることになりました。どちらの職種も未経験だったため手探りのスタートでしたが、さまざまな新しい業務を同時に学べる環境が整っており、多くの経験を積むことができました。このような環境で働けたことは、とても良い経験だったと感じています。
――その後、経理に異動したきっかけについても教えてください。
会社の規模が拡大する中で、経理部門が人手不足になっていると聞いたのがきっかけでした。最初は、経理業務を兼任する形でサポートを始め、特に月初の忙しい時期に、一部の業務を補助する役割を担っていました。
そんな中で、経理の業務に私が比較的適性があることがわかり、「島田さん、経理で新しいチャレンジをしてみませんか?」と声をかけてもらったんです。
ちょうどその頃、自分のスキルを広げて新しいことに挑戦したいという気持ちを持っていたので、この提案は私にとって絶好のタイミングでした。経理の仕事は未経験からの挑戦だったので不安もありましたが、今ではキャリアとして貴重な経験を積めていると感じています。
――アルサーガの経理の仕事内容について教えてください。
アルサーガの経理部門では、主に全社や部門別の収支管理を行う「会計」、支払い等の資金関係を管轄する「財務」、請求書発行や稼働票入力等の事業に関わる「営業事務」の3つの軸に分けて業務を進めています。
私は未経験から経理になったこともあり、営業事務に近い立ち位置で働いています。具体的には、事業部と経理部門をつなぐ役割を担い、両者の円滑なコミュニケーションをサポートするのが主な仕事です。
具体的には、事業部側の営業事務をサポートするだけでなく、PMからの質問への対応や、稼働表への入力が未完了の社員への声かけ、アタックリストの登録内容の確認なども行っています。これらの業務は「会計」上でも重要な売上を構成する情報を含むため、非常に責任感を持って取り組むべき重要な役割だと認識して対応しています。
コーポレート本部内の他部署との連携においても、経費精算の申請内容を精査し、給与と一緒に振り込むためのデータ作成を担当しています。また、ワークフローにおける経費枠の確認も行っています。これらの業務は「財務」の一部としての業務だと思っています。
――アルサーガの経理部門の特徴はありますか?
アルサーガの経理部門は、縦割りの構造がしっかりしている点が特徴です。各担当者に明確な役割が割り振られており、それぞれが自分の業務に責任を持って取り組んでいます。ただし、業務が完全に固定されているわけではなく、必要に応じて柔軟に対応できる体制が整っています。
また、部門内には経験豊富なメンバーが多く、知識を共有しやすい環境があるため、わからないことがあれば気軽に相談することができます。縦割りの組織でありながらもメンバー同士でサポートし合う場面も多く、横のつながりも大切にされています。
――経理の仕事における、月内のスケジュールを教えてください。
経理の繁忙期は月末から月初にかけてで、特に月初は一番忙しい時期です。請求書の発行や売上管理といった業務が集中し、月初はその対応に追われることが多いですね。
一方で、月中は業務量が比較的少なく、余裕を持って取り組める時間が多いです。月末月初に一気に業務が増えるという波のあるスケジュールですが、このメリハリがあるおかげで、集中すべきタイミングと落ち着いて進められるタイミングをうまく使い分けています。
――では、月末月初で忙しかった分、月中は早めに帰るなどの調整ができるのですか?
そうですね、月中は比較的早めに帰ることが多いです。アルサーガではフレックスタイム制を導入しているので、業務の繁忙期と閑散期に応じて柔軟に勤務時間を調整できるのが助かっています。
例えば、普段は10:00〜19:00で勤務していますが、繁忙期である月初は21時ごろまで残業し、業務量が落ち着いている月中では17時ごろに退社することも可能です。
――島田さんは経理の仕事は未経験だったとのことですが、どのようにして勉強しましたか?
これまでは、体系的な知識を本や教材で学ぶというよりも、実際の業務を通じて覚えてきた部分が大きいです。経理チームのミーティングや日々の業務の中で、専門用語や初めて見る処理が出てくることもあります。その場ではわからなくても、後から自分で調べることで少しずつ理解を深めてきました。
最近は、体系的な経理の知識もつけたいと考え、簿記の勉強を始めました。きっかけは、3ヶ月ごとに行われる査定面談で、上司から「次のステップとして経理の知識を深めてみてはどうか」というアドバイスをもらったことです。知見がある人からこのようなフィードバックを受けられる環境は、アルサーガの魅力のひとつだと感じています。
未経験で経理という重要な業務に挑戦することには不安もありましたが、アルサーガでは、私たちが作業をした後に必ずマネージャーがチェックしてくれる仕組みがあります。承認が必要なプロセスがきちんと整備されているので、「まずは挑戦してみる」という姿勢で仕事に取り組むことができています。
この文化は、アルサーガ全体に根付いている「バグは否定しない」というエンジニアの価値観とつながる部分もあると感じています。挑戦する姿勢を大切にしながら成長できる環境は、とてもありがたいですね。
――経理の仕事にやりがいを感じることはありますか?
私は経理の中でも社内のメンバーと関わる機会が多いのですが、その人たちとのコミュニケーションがスムーズにいったときが、仕事をしていて一番楽しい瞬間です。
コーポレート部門だと、普段は社内のエンジニアやコンサルタントと深く関わることは少ないように思いますが、私はその橋渡しの役割を担っていると思っています。
経理の仕事は、会社の資産管理や運営に直結するため、時には厳密に追求しなければならない場面もあります。その過程で相手に対して指摘や調整をお願いすることが増えると、相手にとって少し窮屈に感じられているのではないかと思うこともあります。そんな中でも、相手が安心して相談できる窓口でありたいと心がけています。
私はもともと労務や総務を担当していたので顔見知りのメンバーも多く、経理部門の中では比較的気軽に話しやすいのではないかと思っています。この「相談しやすさ」を強みとして相手とのコミュニケーションを円滑にしながら、会社を支える役割を全うしていきたいと考えています!
――日々の業務以外でリフレッシュや気分転換のためにしていることはありますか?
カフェ巡りが好きで、休日はよく出かけています。SNS映えするようなおしゃれなカフェを見つけるのが楽しくて、そこで過ごす時間が良いリフレッシュになっています。
他にも、期間限定のイベントに参加するのが大好きです。最近では、週末に開催された「おでんフェス」に行ってきました。こういったイベントに足を運ぶのは、気分転換にもなりますし、何より楽しいですね。
週末は外に出かけることが多く、家でじっとしていることはほとんどありません。「なんだかもったいないな」と感じて、つい予定を入れてしまうんです。アウトドア派とまではいきませんが、いろいろな場所に出かけるのが好きです。
――経理として会社全体を支える立場から、アルサーガの特徴や良さを教えてください。
アルサーガの最大の魅力は、風通しの良さだと思います。前職の大手企業とは雰囲気が異なり、「こうしたい」「こっちの方がやりやすい」といった意見を積極的に取り入れてくれる姿勢が印象的です。そのおかげで、働く側も主体的に意見を提案しやすい環境が整っていると感じます。
また、経理の視点から見ても、アルサーガの成長スピードは目を見張るものがあります。日々会社の数字に触れる中でそのスピード感を実感することが多く、自然と刺激を受けながら仕事に取り組むことができます。新しいことに挑戦する機会が多い環境は、自分の成長にも大きくつながっていると思います。
アルサーガでは自分で考えて動くことが求められるため、その分のハードさはありつつも、どんな環境でもやっていける力が身に付くと思います。成長意欲のある人にはぴったりの環境だと感じています。
――島田さんがこれから挑戦したいことや、アルサーガで実現したい目標はありますか?
今後は、経理としての専門知識をさらに深めていきたいと考えています。アルサーガには新しいことに挑戦できる環境が整っており、そうした環境を活かして自分の業務範囲をもっと広げたいという気持ちがあります。
特に「会計」分野への理解を深めることが目標の一つです。現在も売上の見込みを算出したり、経費精算で申請された内容の仕訳を計上するなどの業務に取り組んでいますが、日常的な経理・財務部門の会話では「会計」に関する話題が中心となります。この領域の知識をさらに積み重ねることで、日常の会話から会社全体の状況をより深く把握できるようになり、経理としての視野を広げられると感じています。
特に、現在控えている上場準備に携われることは、私にとって大きなモチベーションになっています。上場準備という貴重な経験を通じて得られる知識やスキルは、今後の人生において非常に大きな価値があります。上場に向けた業務に積極的に関わりながら、会社を支える一員として成長していきたいです。
また、これまで担当してきたクライアントサイドの業務だけでなく、より内部的な経理業務にも関わってみたいと考えています。経理的な知識を活かして、売上管理やデータ管理といった幅広い分野で会社に貢献できるようになりたいですね。多角的な視点とスキルを身につけ、より多面的に会社を支えられる存在を目指したいです。
――最後に、アルサーガやコーポレート業務に興味を持っている人へメッセージをお願いします!
アルサーガは創業してから今まで急成長を続けており、様々なことに挑戦できる会社です。新しい経験を積みたい、自分の可能性を広げたいと考えている方にとっては、非常に適したフィールドだと思います。
一般的にコーポレート業務というと、指示されたことを淡々とこなすイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、アルサーガでは「自分で考えて動く」ことが多く、意見を発信しやすい風通しの良さがあります。また、責任と裁量を持ちながら仕事を進められるため、補助的な業務に留まらないやりがいや達成感を得られる環境があります。
自分の成長を実感しながら、会社と共に成長していけるこの環境は、コーポレート業務に興味がある方にとって理想的だと思います。アルサーガのコーポレート業務に興味がある人は、ご連絡をお待ちしています!
――ありがとうございました!!
(取材・編集・文=広報室 渡邉)
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