
社員インタビュー
社員インタビュー
社員のやりたいことを形にしたい!技術広報会のリアルに迫る。「人をつくるアルサーガ。」連載116回は、社員の技術に関する自主活動を支援するチーム「技術広報会」のメンバー3人に話を聞きました。
アルサーガには、意欲的なエンジニア、プロジェクトマネージャー(PM)やコンサルタントなど、多くのメンバーが在籍しています。さらに、技術ブログを執筆する「もくもく会」や、有志が自身の開発や技術知見を発表するライトニングトークイベント「Taste Of Tech(通称TOT)」など、社内発の交流活動も活発です。
そんな中、このような活動を支援する運営チームが立ち上がりました。エンジニアだけでなく広報や人事とも連携するようになったのは、ここ数年のこと。現在では、エンジニア4名・広報2名・人事2名の計8名で運営を行っています。
技術広報会が生まれた背景や、社員の技術に関する自主活動を支援する思いとは?
今回は技術広報会のメンバーであるエンジニア3名と広報で、このチームがこれから描いていく未来、メンバーたちが考えるアルサーガならではの魅力について、改めて語り合ってみました。社員が「自主的にこういうことをしたい」と思うことを心より喜び、支援する。そんな彼らの物語に、ぜひご注目ください。
目次
・システム開発事業本部5Div. ディビジョンマネージャー(DM) 山﨑さん
入社5年目。技術広報会の現役リーダー。
趣味:ベース(楽器)、聖地巡礼
社内ではよく「ザキさん」と呼ばれる。
・システム開発事業本部3Div. 安藤さん
入社5年目。技術広報会の古参メンバー。
趣味:今は原神、ゼンレスゾーンゼロ、ギター
・システム開発事業本部QA Div. ディビジョンマネージャー(DM) 村川さん
入社5年目。ニックネーム:ももちゃん
趣味:ギター弾く、歌う、ドット絵描く、ピコピコ曲作る、写真撮る、マダミス、スプラトゥーン3
――技術広報会が行っている活動について簡単に教えてください。
山﨑:
技術広報会では、主に社内外の技術系イベント企画・運営をしています。例えば、エンジニアが技術記事を作成する活動や、有志メンバーが登壇するライトニングトークイベント「TOT」*など、メンバーが自発的にアウトプットをする場を提供し、その活動をサポートする立場を担っています。
*参考:【Arsagaブログ】第15回 アルサーガLTイベント「Taste of Tech」レポート
https://www.arsaga.jp/news/blog-taste-of-tech-event-report-15/
――技術広報会を発足した経緯も教えてください。
山﨑:
社員数が増え、社内で多くのイベントが開催されるようになった一方、社外への発信が十分にできていないことを課題に感じていました。社内にはメンバー同士が楽しく学び合うカルチャーが根付いているものの、それが外部に伝わっていないのはもったいないと思い、当時一緒にマネージャーをしていたエンジニアと話し合い、広報や人事部門と連携して運営に関わることにしました。
それだけではなく、SNSや採用媒体を活用した外部向けの情報発信は、エンジニアだけでは難しく、広報や人事との協力が必要です。また、コンサル部門や各支社とも連携しながらイベントを開催することを視野に入れていたので、これまで自主的にイベントを開催していた社員の負担が大きくなると感じていました。そのため、業務に支障をきたさないよう、運営体制を整えて技術広報会を発足しました。
――広報としても、社員の自発的な活動を外部に発信できるようになったことを非常に嬉しく思います!
技術広報会ではエンジニアの業務とは違って、広報に近い活動だと思いますが、皆さんが参画した理由はなんですか?
安藤:
エンジニアの「知見をシェアする文化」に貢献したいという思いがあったからです。社内での活動を発信することで、エンジニア同士の知識や経験を外部とつなぐ架け橋になれると考えて参画しました。そうしたシェア文化を、広報活動を通じて強化したいと思っています。
村川:
似たような考えですが、エンジニアが持っている技術的な知識や知見をシェアするきっかけをつくりたかったんです。エンジニアとしてはこうしたアウトプットの機会があるのは本当にありがたいことだと思いますし、実は多くの人がこれまでの経験を語ってみたい・反響を感じたいと思っているんですよ。その熱意を吐き出すプラットフォームを構築することに、すごくやりがいを感じています。
また、私はいろんな部署と交流する機会が多く、部門間の橋渡しが得意だと言われることがあります(笑)。広報活動にも元々興味があったので、自分の得意な分野を活かして開発エンジニアに留まらず、様々なポジションのメンバーが参加したくなるような場にできればと思い、参画しました。
――技術広報会がメインに行っている活動「TOT」について、元々エンジニアが有志で行っていた活動だと思いますが、技術広報会として運営するようになった理由や目的を教えてください。
山﨑:
「TOT」が有志で行われていた時期は、1〜2名のエンジニアが主催者となって運営に取り組む状況でした。しかし、本来の業務である開発が繁忙期にあるときに、自主活動が主催者にとって重荷となる状況は、絶対に避けなければなりません。そこで、負荷を分散し、自発的な活動に挑戦したいメンバーが自身の意思を諦めることなく、安心して本来の業務に集中できるようにしたいと考え、技術広報会で運営することにしました。
自分にとって「TOT」は、入社当時から好きなイベントです。このイベントが将来的に途絶えてしまうのは残念ですし、せっかく根付いたカルチャーが失われてしまうのも悲しいです。その文化を守り、継続的に発展させるためにも、組織として運営を支える仕組みが必要だと感じていました。
――この活動を通して、自分自身や会社にとって良い変化はありましたか?
安藤:
一番変化を感じたことは、普段接点のなかった社員と話す機会が格段に増えたことです。以前、100人以内の規模だったアルサーガでは、特別な場がなくても自然とお互いを知ることができましたが、今の約500名規模になると、意識的に交流の場を設けないと社内でのつながりが希薄になってしまうと感じています。
そうした中で、この活動が「人と人をつなぐ架け橋」となり、新たなコミュニケーションが生まれる場を提供できていることは、とても価値のある変化だと思います。社内の多様な視点やアイデアが交わることで、新しい気づきやコラボレーションが生まれる瞬間に立ち会えるのは、何より嬉しいですね。
村川:
私も同じように、交流の機会が増えることでモチベーションが上がり、自己肯定感も高まったと実感しています。
これまでの発表を振り返ると、ベテランで非常に優秀な方々でも想像しなかったような失敗経験があったり、意外な悩みを抱えていたりして「あ、この人も同じ人間なんだなぁ」と共感することもあります。普段なかなか聞くことのない話に触れることで、自分にも新たな気づきを得ることができ、「こういうやり方があるんだ」「自分もこれならできそう」と感心して、そのうち自然ともっと頑張れる気持ちになるんですよね。
そして運営の立場だからこそ、その方々の悩みに耳を傾けたり、時にはアドバイスをすることができるので、この役割に大きなやりがいを感じています。
山﨑:
確かに、登壇者の発表を聞くことで仕事に対する視野が広がるのはもちろん、どれも非常に面白い内容なので、業務で少し疲れた時に聞くと、自分が今やっている仕事の面白さを再認識させてくれることもありますよね!
広報:
皆さんの気持ち、すごくわかります。特に広報とエンジニアは普段接点が少ないので、この活動を通じて交流できることは本当にありがたいです。仕事がしやすくなるだけでなく、隠れた逸材にも出会え、社員一人ひとりのことをもっと知ることができた気がします!
――ちなみに、この活動に対して社内からの反響はいかがですか?
村川:
最近開催した「TOT」の話になるのですが、今回のイベントをきっかけに、コンサル部門と新たな接点が生まれ、開発部門との交流が深まったことは、大きな反響の一つです。
前回のTOT開催時にコンサルメンバーに「開発側でこんな発表しているんですけど参加してみませんか?」と聞いてみたところ快く参加いただき、イベント後にはその場で「自分も登壇したい」と言ってくれたのが印象的でした。その話が実現して直近のTOTで登壇してくれたのですが、意外にも発表内容の一部がプライベートで開発した面白アプリについてで、開発エンジニアにも大ウケでした。あまりにもウケてたので技術広報のボス(ザキさん)が嫉妬爆発してました(笑)。
もちろん開発側にも面白い発想を持っている人が多く、コンサルメンバーからは「興味のある話が聞けて楽しかった」といった声もありました。部署を越えた交流で新しい気づきや発見が増えていくことに、運営としても大きな達成感を感じます。
私がマネジメントしているQA Div.内からも登壇してみたいという声が出てきて、チーム全体のモチベーションが上がっているのを実感しています。この活動が、単なる情報共有の場にとどまらず、一人ひとりの成長につながるきっかけになっているのが本当に嬉しいですね。
山﨑:
時々、周りの社員から「イベント運営は大変でしょ」と言われることもありますが、私たちにとってはもはや業務の枠を超えて、交流の場をサポートする楽しさの方が大きいと思います。それに加えて、素直に「とても面白かった」「開催頻度を増やしてほしい」といった嬉しい声や、他の社員にもぜひおすすめしたいというフィードバックをたくさんもらっていて、それがモチベーションになっています!
――技術広報会のメンバーの魅力を教えてください!
山﨑:
一人ひとりが自発的に動いてくれるところが大きな魅力です。作業分担をしている時も、自分から進んで担当を持って進めてくれて、まさに社員の自主活動を支援しているチームが一番自主的に動いているという感じですね(笑)。
自分の得意分野を活かして参加してくれるので、みんなの力が合わさってからこそ活動できていると思います!
安藤:
私は思いついたことをすぐ口にするタイプなので、話が逸れることもあります。しかし、そのときに軌道修正してくれるメンバーがいるから、アイデアを広げるだけでなく、うまくまとめることができ、活動が順調に進んでいると感じています。もし今のメンバーがいなかったら、間違いなく活動の方向性がぶれていたと思います。
また、メンバー同士の価値観や趣味、感覚がとても近いので、堅苦しくもなく、カジュアルすぎもしない、絶妙なバランスの雰囲気で取り組めているのも良いところです!
広報:
広報として魅力に感じているのは、みんなの社員思いなところ!普段の議論の中でも、社員の業務の邪魔にならないようにするなど、社員一人ひとりへの気遣いがしっかり行き届いているところが素敵だと思っています。
――皆さんが考えるアルサーガならではの魅力も教えてください!
安藤:
「やってみたい」と手を挙げた時に、それが本当に形になる環境があるのが大きな魅力です!チャレンジの機会が多く、アイデアをしっかり受け止めてくれる文化があるので、挑戦しやすいんです。
村川:
アルサーガは自由にチャレンジできる環境ですが、「無法地帯的に何でも自由にやっていい」というわけではなく、目的や目標に対して本質を理解した上で、仮説を立てながらどんな「効果を得られるのか?」を追及することが重要です。そこを抑えた上でチャレンジすることは尊重され、より挑戦的で効果がありそうな試みに対しては様々な機会を与えてくれます。そしてその影響が大きいほど評価に反映されます。
そんな環境で過ごしていると「どうすれば会社のため、メンバーのために挑戦できるか?」を自然と考えるようになっていくんです。この文化があるおかげで、単なる思いつきではなく、本気で取り組む姿勢や柔軟な思考が身についていく。それが、アルサーガならではの魅力だと思います!
山﨑:
私も同じ感想で、アルサーガの魅力は挑戦を後押しする文化にあると思います。例えば、「TOT」などの活動を通じて、社員が自主的にアウトプットする機会が増えています。さらに、それが面白くてクオリティの高いものになると、次にチャレンジを考えている人は「自分ももっと良いものを」と自然に意識するようになるんです。
また、そういった挑戦に対して否定的な声がなく、どんな結果でも次に繋がるようなフィードバックをくれる人が多い。だからこそ、「次は自分もやってみたい」と思える環境なんです!
――今後、技術広報会で挑戦したいことはありますか?叶えたい未来などを教えてください!
山﨑:
繰り返しになりますが、技術広報会のメインテーマは「社員が自主的に行う活動をサポートすること」です。現在やっている活動はもちろん継続していきますが、今後はみんなのやりたいことをもっと支援したいという思いが強くあります。
また、オフィシャルな会とは違い、この会は社員の本音に近い声が集まる場でもあるので、その声を大切にしながら、ただ「楽しい」だけではなく、実際に社員のモチベーション向上や、組織の成長にもつながる活動としてさらに発展させていきたいと考えています!
安藤:
活動の意義や会社への貢献は間違いなく大事なのですが、一人のエンジニアとしては、もっと純粋に面白さや好奇心を大切にした活動のサポートも増やしたいです!すぐに成果が見えなくても、面白さを追求する挑戦も大事だと思うんです。そうした活動に興味を持つメンバーがいれば、私たちでサポートしていきたいですね。
村川:
個人的には、外部の人を招待して今の活動を広める機会をつくりたいと考えています。そういった場で優秀な人材に出会い、アルサーガを知ってもらうことができれば、社員の成長にも良い影響を与えるからです!
広報:
この技術広報会だからこそ、今まで広報だけで考えられなかった活動に挑戦できていると感じています。エンジニアと人事、広報が連携したブランディング活動として、皆さんに学びながらやりたいことを見つけて、今後の活動の幅をさらに広げていきたいと考えています!
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 尹)
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