社員インタビュー
「行動せずに後悔するなら、行動して後悔したほうがいい」業界の大ベテランが、アルサーガ福岡支社で働く理由
社員インタビュー
福岡からアルサーガを盛り上げたい。「人をつくるアルサーガ。」連載第65回は、福岡支社にてシステム開発部のディビジョンマネージャー(以下DM)を務める釘宮さんに話を聞きました。
釘宮さんは、二十数年に渡る業界経験を経て、2023年6月に福岡支社の1人目社員として入社しました。彼は組織の立ち上げメンバーとして、開発から採用までを一手に担う、福岡支社の屋台骨的な存在です。そんな釘宮さんは、「転職をするつもりはなかったものの、福岡支社が持つ可能性とその将来性に惹かれた」と入社当時を振り返ります。
今回は、釘宮さんがアルサーガへ入社した背景から、福岡支社で働く魅力やこれから挑戦したいことについてお伺いしました。なぜ彼は、困難にも貪欲に挑戦し続けられるのか、その理由に迫ります。
目次
九州が好きだから刺さった「福岡支社が目指す世界」
――これまでの経歴を教えてください。
大学を卒業後、新卒で福岡のSIerに入社しました。数年間の勤務を経て、26歳でフリーランスとして独立します。その後、約10年間にわたり、大手企業と継続的に契約を結び、技術職を中心としたエンジニアとして活動しました。私は開発システムの生産性の向上を得意とし、基幹系システムの構築をはじめ、さまざまなプロジェクトに関わりました。
フリーランスとしての経験を積む一方で、個人としての活動には規模的な限界を感じていました。時を同じく、2017年に請負契約における法律が改正されます。このタイミングで、より良い仕事の形態、より大規模なプロジェクトに参加できる環境を求め、再び福岡のSI企業に入社しました。入社後、その企業ではシステム開発をはじめ、エンジニアの採用やマネジメント、さらには新規事業部の立ち上げなど、幅広い業務を担当しました。
――なぜ、釘宮さんはエンジニアを目指そうと思われたのでしょうか?
今から20年以上前、私が新卒の頃、半導体業界は全盛期でした。当時から私は半導体が大好きで、働くなら、ハードウェアもしくはソフトウェアの開発に携わりたいと思っていました。そこで、ハードウェアおよびソフトウェアの企業を交互に受けました。どちらも好きだからこそ自分では絞れなかったんです。
ただ、最初にご縁があった会社へ行こうとだけは決めていました。ある意味で運任せですね(笑)。自分との約束通り、最初に内定が出たソフトウェア企業へ入社し、エンジニアとしてのキャリアがスタートしました。
――さまざまなキャリアを経て、なぜ今アルサーガを選ばれたのでしょうか?その理由を教えてください。
福岡支社長の吉冨さんが語る、福岡支社の展望が魅力的だったからです。まず、支社長もメンバーも九州から採用し、現地メンバーだけでゼロから支社を立ち上げようとしていたことに驚きました。なぜならこれまでの経験から、支社は本社から出向してきた社員が立ち上げるものと考えていたからです。
他にも吉冨さんはさまざまな構想を話してくれました。九州好きの私からすると「こんな世界があるのか」と思いましたし、将来がワクワクするような内容ばかりでした。
この話は、私が前職時代に吉冨さんの支社長就任を個人的にお祝いした席で聞きました。吉冨さんとは同じ会社で働いたことはありませんが、プロジェクトでは何度か一緒になっており、かれこれ15年以上の付き合いでした。
吉冨さんはその場でアルサーガへ誘ってくれましたが、当時は会社を辞めるつもりは全くありませんでした。とはいえ、おおいに興味をそそられてはいて。ただ、お酒の席でのお誘いということもあり、勢いで決めるのは違うなと(笑)。
数日置いてから改めて考えましたが、気持ちに変わりがなかったので、吉冨さんへアルサーガで働きたい旨を伝えました。
――いくら魅力的な環境とはいえ、ゼロからの立ち上げは相当大変だと思います。新しい環境へ飛び込むことに、不安はありませんでしたか?
ありませんでした。「行動せずに後悔するぐらいなら、行動して後悔したほうがいい」というのが私のスタンスだからです。結果、後悔することもなくこの環境を楽しめています。
私は2023年6月に入社しましたが、福岡支社の体制を整えるためにオフィス探しに奔走したり、シェアオフィスの会議室でエンジニアの採用を行ったりと、前職の経験を活かし、開発以外の業務にもどんどん携わっています。
この時期は2023年7月の福岡支社設立に向け、福岡支社準備室として活動しており、当時はシェアオフィスで仕事をしていました。吉冨さんと一緒に福岡県庁などの役所周りを行ったのも今ではいい思い出です。
バタバタ感を楽しもう。会社の成長を味わえる場が福岡にはある
――福岡支社の雰囲気について教えてください。
立ち上げ期ということもあり、社内にチャレンジできる環境があります。応募者のなかにはカジュアル面談や面接のときにこの空気を感じ、選考に応募してくれたり、入社してくれたりする人が多数いました。
採用を始めた当初は事務所すらない状況でしたが、「事務所がなくても福岡支社で働きたい」と言ってくれた人もいたぐらいです。応募者には、福岡が好きで福岡で働けることに魅力を感じる人、立ち上げメンバーとして会社の成長に携われることを楽しんでくれる人が多いです。
入社当初は吉冨さんと私だけでしたが、約4ヶ月間でインターンまで含めると18名、内定承諾も含めると21名(取材時点)の組織になりました。当初想定していた以上の人数が入社しています。ここまで採用が円滑に進んだのも、東京本社の人事とコミュニケーションを取りながら活動を進めた結果だと思います。
2023年9月末からは福岡の中心部である天神地区にある天神ビジネスセンターにオフィスを構えています。天神ビジネスセンターは2021年に建てられたばかりのオフィスビルです。天神地下街や地下鉄 天神駅に直結しており、利便性にも優れています。人員の増加に対応できるよう、メンバーが80名ぐらいになってもゆったり働ける場所を確保しました。
福岡オフィス開設のプレスリリース:https://www.arsaga.jp/news/fukuoka-office-establishment-20230926/
――釘宮さんは採用も担当されていますが、どのような点を重視していますか?
業務にあたり一定のスキルを求めるため、書類選考から応募者をしっかり見ますが、具体的なスキルについては面接でポートフォリオを踏まえ確認しています。自身の成果物について説明する際、人間らしさを出してくれる人や本音で話してくれる人だといいですね。「その人と一緒に仕事をしたいか?」「自分の仕事が好きか?」を意識し、話を聞いているからです。
スキルよりも将来性を重視するポテンシャル採用の場合は、フロントエンドでもサーバーサイドでも、何か1つでもできることがあり、プラス応用力がある人であれば問題ないと考えています。これまでご自身が何かに取り組む中で、工夫した点などを教えてくれると嬉しいです。
――案件面はいかがでしょう?
案件の確保も順調です。福岡支社立ち上げから2ヶ月足らずで大型案件を依頼されました。この案件は福岡支社のみで取り組んでいますが、東京本社と連携して動いている案件もいくつかあります。
例えば、三菱地所株式会社が企画・運営する「update! MARUNOUCHI for workers」に関する業務では、東京のメンバーがプロジェクトマネージャーを担い、福岡のエンジニアが開発を進めています。案件によってはコンサルフェーズから東京のメンバーと連携するケースもあります。
一般的には、組織の規模が大きくなると動きが鈍化すると言われますが、アルサーガはそんなことなく動きの早い組織です。このスピード感を以って大規模なプロジェクトを受けられるという点がアルサーガの良さです。チームの人数が大きいと、その分、担えるプロジェクトの規模も大きくなります。規模が大きいと世に名がでることもしばしばで、この仕事にかかわっているんだというメンバーのモチベーションもあがる副次的効果もあります。
そのため、チームの規模を大きくし、より大きな案件を動かせる体制を整えるためにも、福岡支社は3年後には100名を超える組織を目指しています。採用の強化と並行して、東京や熊本などと拠点関係なく同じチームで仕事ができるような体制を整えていく予定です。
サーバーサイド1Div マネージャー山崎さんのインタビュー記事:https://www.arsaga.jp/news/interview-server-side1-manager/
――さまざまな案件に取り組むなかで、未経験者と経験者が混ざるメンバー体制でも問題なく取り組めていますか?
はい、問題ありません。チームを組む際には、未経験者と経験者の割合を大事にしています。仕事の円滑な進行だけでなく、業務を通し、未経験者も経験者も勉強できる環境を提供していきたいからです。未経験者が仕事を通じ能力を高めるのはもちろん、経験者も未経験者を教えるなかで学べることがたくさんあります。双方が仕事を通し成長できるような比率を考え、チーム構成を決めています。
――釘宮さんが思う、福岡支社の魅力を教えてください。
メンバーには「バタバタ感も楽しもう」と伝えています。我々もバタバタしている状態を隠さず、「ごめん、みんなも協力して」とお願いしているぐらいです。一緒に立ち上げ期のバタバタ感を楽しみたいと言って入社してくれたメンバーたちなので、素直に頼っています。
やりたいことは全てチャレンジしたい。まず挑むは開発と品質のさらなる効率化
――アルサーガはミッションとして「相互成長する」を掲げています。釘宮さんは、日々のマネジメントにおいて、どのような場面で相互成長を意識していますか?
今のところ、全ての場面において相互成長を意識しながら動いています。常に相互成長を意識している姿をメンバーに見てもらうことで、チーム内でも相互成長に対する意識が高くなるからです。こればかりは、意識的にチームで取り組んだり、教えたりしてできることではないと思っています。
アルサーガでは相互成長において4つの内容を掲げていますが、特に代替案の提案では、否定だけにならないように意識しています。代替案を出せないと、相手には否定しか残らないからです。「なぜダメなのか?」「どのような改善案があるのか?」を意識して伝えています。最終的には自然体で行えるようになりたいですね。
――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。
開発と品質のさらなる効率化です。アルサーガには「最高品質を最速で」というキーワードがあります。私はこの言葉がすごく好きでして。フリーランス時代から品質効率化の施策を得意とし、これまでに培ってきた大規模案件の経験値を元に、手順やノウハウなどを惜しみなくメンバーに伝えていけたらと思います。
アルサーガでは名刺に座右の銘を記載しますが、私は「二兎を追うもののみが二兎を得る」と書いています。とにかく、全部欲しい。それだけ欲張りなんです(笑)。だから自分が挑戦したいことには全部挑みたいです。
――今後、アルサーガへ入社したい人にメッセージをお願いします。
福岡支社では、実務の未経験者から経験者までを幅広く募集しています。仕事へのモチベーションとスキル次第で、責任のある業務が任せられる環境です。またワンストップで事業を行っているため、キャリアパスにも柔軟に対応できます。
現在のメンバーは九州出身者がほとんどですが、福岡や周辺地域に在住の方をはじめ、福岡へのUターンやIターンを考えている方も、もちろん大歓迎です。もし未経験で入社したとしても、しっかりと育てていきますので安心してください。
アルサーガはIPOを目指しており、今、まさに成長の真っ最中です。もし成長というキーワードにピンときたら、まずはカジュアル面談でお話できると嬉しいです。福岡そして九州からアルサーガを盛り上げていきたいので、皆さんからのご連絡、お待ちしています。
――ありがとうございました!
(取材・編集=広報室 宮崎、文=スギモトアイ)
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