社員インタビュー
「彼はその電話を受けて、すべてが始まった」外資ファームのトップパフォーマーが突如アルサーガを選択した理由
社員インタビュー
強固な基盤と大きな裁量権を伴い、顧客ビジネスを変革することに興味を持つ人と働きたい。「人をつくるアルサーガ。」連載第101回は、執行役員兼コンサルティング本部 副本部長、Technology Div.(以下、Tech)責任者である藤本さんに話を聞きました。
大学までドイツで過ごした後、インドのSIerでエンジニアとして3年間務め、外資系ファームへ転職した藤本さん。順風満帆な環境で働くなか、かつての仕事仲間である渡邉(以下、JP)より受けた1本の電話をきっかけにアルサーガへの入社を決意。「人の魅力はもちろん、柔軟な裁量権と強固な支援体制による安心感も大きかった」と藤本さんは話します。
今回は、藤本さんがアルサーガに入社した背景をはじめ、コンサルティング本部が先日立ち上げた新組織「Tech」についても詳しく伺いました。
目次
「渋谷でコンサル事業立ち上げませんか?」転職のきっかけとなった1本の電話
――これまでの経歴を教えてください。
私は幼少期から、少しユニークなキャリアを歩んできました。大学までの約10年間はドイツで過ごし、その後、新卒で就職したのはインドのSIer企業です。大学では機械工学を専攻していましたが、GAFAの急成長や時代の流れに触れるなかでITエンジニアを志すようになり、この企業と出会いました。日本での就職も考えましたが、「普通に働くのは面白くない」と感じたのが決め手です。
インドのSIer企業では日本向けの開発プロジェクトを3年間担当しました。当時支援を受けたコンサルタントの働き方や成果を目の当たりにしました。この経験を通じ、経営判断や業務を変革し、価値を生み出すことができるプロフェッショナルな働き方に魅力を感じました。
よりプロフェッショナルな働き方を求め、日本の大手外資系コンサルティングファームに転職。テクノロジーコンサルタントとして約6年間、大規模なシステム導入をはじめ、マネジメントコンサルティングや戦略立案を担当し、社内M&Aにも携わりました。
――アルサーガに入社を決めた理由を教えてください。
会社としての安定性、コンサルタントとしての裁量とサポート体制に魅力を感じ、アルサーガへの入社を決めました。最初に私がアルサーガを知ったきっかけは、取締役であり、かつ前職の同僚でもあるJPから「渋谷でコンサル事業立ち上げたので一緒に働きませんか?」という突然の電話でした。
現職は、待遇面やバイリンガルとしてのアドバンテージを活かせる環境だったこともあり、転職は全く考えていなかったので、すぐに断ろうと思いましたが、家が近く、昔からよく話していたので近所のカフェで話を聞くことにしました。
話を聞くと想像以上にパッションを感じました。「日本を元気にしたい。開発もできる強いコンサルティングファームを作りたい。」という想いと、そこに至るためのビジネスプランが明快でした。
私はビジョンやパッションの大きさだけで物事を判断するタイプではありませんが、話しを聞けば聞くほど、会社の安定性を感じました。事業の成長戦略や短期的な動き、資金調達の現状や株主の話などを聞くなかで、現実的でしっかりとした基盤を持っていると感じたのです。この規模の会社で、生成AIやデータに投資できる組織は多くないため、少なくともスタート地点に立つだけの基盤の強さがあると確信しました。
待遇面の保証に関する話も印象的でした。ベンチャー企業への転職では年収が下がることが一般的な懸念点ですが、この会社ではその心配がないと感じたからです。
さらに、バックオフィスやミドルオフィスの手厚いサポートにより、フロント部門が顧客対応などの付加価値の高い業務に専念できる環境が整っていました。また、当時からメンターやアドバイザーも多く在籍していました。
――藤本さんから見て、トップパフォーマーは、アルサーガのどこに惹かれると思いますか?
トップパフォーマーの多くは、世の中のリソースをどのように活用すれば社会全体にプラスになるかを考えていることが多いです。多くのビジネスを見てきたからこそ視座が高くなり、自然と社会全体が気になるようになるからです。
こうしたトップパフォーマーの多くは、目の前の顧客だけに自分の能力を還元するだけでは物足りなくなり、社会的意義のあるプロジェクトで自分の力を発揮したいと考えるようになります。この働き方を実現する選択肢の1つとしてアルサーガに惹かれるのだと思います。
苦手なことでもやってみよう。アルサーガで変わった周囲との関わり方
――実際にアルサーガで働くなかで、ギャップを感じる場面はありましたか?
良い意味でのギャップを感じたのは、開発チームが持つ技術力の高さです。アルサーガはコンサル部門よりも開発部門が先行しており、エンジニアたちと話すなかで、技術力が非常に高いと感じました。特に、学習意欲とやりきる姿勢が強く、ベンチャーならではの挑戦を自然に受け入れる文化が根付いています。
特に私がアルサーガで気に入っているのは「人」です。1つ目は、異なる強みを持つメンバーが集まり、お互いを補完し合えること。実際にレーダーチャートに落とし込むと、バランスの取れたチームになります。2つ目は、人間性の良さです。前向きで丁寧に目の前の相手に接することで、建設的な議論を生み出そうとする姿勢が際立っています。
――お仕事の話を伺ってきましたが、少しプライベートについても教えていただけますか?例えば、常で大切にしているルーティンや習慣があれば教えてください。ちなみに散髪は中田英寿さんと同じ頻度でやられていると聞きましたが本当ですか?
いえ、大前研一氏よりですね(笑)。社会人なりたてのときに、大前研一氏を師叔(ししゅく)としており、彼の書籍で紹介されていた「休暇の予定を最初に入れ、その後、定期的な予定をカレンダーに入れる」という習慣を真似しました。その結果、2週間に一度の散髪が日課になりました。
実は、ドイツで暮らしていた頃から、プロに髪を切ってもらうことに憧れてて。ただ、当時はドイツ語がうまく話せなかったため、変な髪型にされるのが怖くて美容室に行けず、高校生の時は自分で坊主にしていたほどです。
――最近はゴルフにはまっており、ふと見かけると素振りをしているという声もありました。
ゴルフの難しさは、反復練習にあると思います。上達には気軽に続けることが大切だと考え、意識的に素振りをしています。実は以前、オフィスにシミュレーションゴルフを設置しようと社内プロジェクトを立ち上げましたが、ビル側の許可が取れず断念したことがあります。今思えば、これまで経験したプロジェクトの内、一番難しいプロジェクトだったかもしれません(笑)。
元々、大人になってからゴルフを始めようと決めていましたが、年の近いメンバーがゴルフを始めていたのをきっかけに、自分も挑戦してみようと背中を押されました。
私はアルサーガに転職してから、「苦手なことも含め、できることはやってみよう」というスタンスに変わりました。顧客とウェットな関係を築くのは得意ではありませんでしたが、ゴルフを通じて少しでも接点を持てればと。決してゴルフで仕事を取ろうというわけではなく、ラウンドを回るなかで、お互いのゴルフに対する姿勢から、私自身を知ってもらうのはもちろん、双方を理解するきっかけになればと思ったからです。
コンサルティングと開発のシナジーを生み出す「着火剤」になりたい
――アルサーガのミッション“人をつくる”。藤本さんが相互成長で意識していることは何ですか?
メンバーをプロジェクトへアサインするときは自信と不安が7:3になっているのかを意識しています。自分自身の成長を振り返ると、私がブレイクスルーをしたのは「ちょうどいいストレッチをしたとき」と考えているためです。
アルサーガでは、プロジェクトへのアサイン時、所属の上長・メンター・キャリアカウンセラーの3人で話し合い、各メンバーの能力、志望、目標などを考慮した上で、最適な配置を考えます。ここまで丁寧に考えるのは、人間はモチベーションに左右される生き物だからです。メンバーの意欲を引き出すためにも、私自身の言葉やプロジェクトの選び方が問われます。
また、他社ではメンバーに提案書を見せることは滅多にないと思いますが、アルサーガでは世界観など含め共有しています。若手に提案書を書いてもらうこともあるぐらいです。メンバーを信じているからこそ伝える内容も含め、日々意識しています。
――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。
DXを通じて世の中に付加価値を提供するために、コンサルティングと開発のシナジーを出すための取り組みです。私は、その「着火剤」になれればと思います。
先日、コンサルティング本部では社内シナジーを強化するために新組織「Tech」を立ち上げ、私は主に「データ分析ユニット」拡大に注力しています。この活動を軌道に乗せることが、今最もやりたいことであり、毎日そのことばかりを考えています。メンバーの採用も楽しく、共感してくれる人が入社してくれることは、私自身のモチベーションにもなっています。
――新組織「Tech」の立ち上げを進めていくにあたり、強化したい領域はどこでしょうか。
データサービス周りです。ビッグデータが登場し、かなりの時間が経過していますが、日本では依然としてデータ活用が進んでいません。しかしこの2〜3年で生成AIが普及し、データの流通量が増えたことで、技術も進化しました。今や生成AIの活用が事業の差別化につながると、多くの企業が認識し始めています。
これまで、関係・経験・度胸で進めてきた仕事にデータを掛け合わせる企業が増えるでしょうし、実際、増えていくべきだと私は思います。なぜなら暗黙知にしておくと、少子化とともにデータそのものが引き継がれなくなり、消えてしまうからです。また、IT先端企業が先行していたデータ処理技術が、今ではサービスやプラットフォームに昇華され、コストも下がり、使いやすくなりました。
今後、効果的なデータ活用を推進するためには、まずデータを使える状態にすることが課題です。データ基盤の整備も重要ですが、ドメイン知識を理解し、活用できる人材が求められます。
その次のステップは、データの利活用です。「可視化やシンプルな分析」と「予測・レコメンド」の2つに分けられますが、実現できる企業は少なく、特に予測やレコメンドまで至るには大きな壁があります。顧客自身がデータ活用の未来を描けるようにサポートできる人材が、今後重要になるでしょう。
――最後にメッセージをお願いします。
現在コンサルティング本部では、事業拡大に向けてメンバーを探しています。世の中が求めるのは、価値を生み出せる人材です。お金を得るだけでなく、顧客の業績やサービスを変革できることに価値があると考えている人と一緒に働けたらと考えています。顧客の成長に貢献し、自らも成長したい方、ぜひお話ししましょう。ご連絡をお待ちしています!
――ありがとうございました!
▼代表泰明さんと藤本さん
(取材・編集=広報室、文=スギモトアイ)
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