社員インタビュー
新しい挑戦を求めて日本へ。韓国出身のエンジニアがフロンティアビジョンしか選ばなかった理由
社員インタビュー
新しい挑戦ができる毎日を!「人をつくるアルサーガ。」連載第52回は、アルサーガの熊本拠点“フロンティアビジョンスタジオ(以下、FV)”の韓国出身のサーバーサイドエンジニアのイさんが登場です。
就職するタイミングで日本へきて、最初は料理人として働いていたイさん。新しい挑戦を求めてエンジニアに転身し、FVに入社。メンバーからは人一倍成長が速いと評価されています。
そんなイさんに、日本に来るまでの経緯や熊本でエンジニアに挑戦するまでの話、そして外国籍の社員から見たFVならではの魅力について聞きました。
目次
兵役を終えて来日を決意!熊本での様々な出会いが今の自分を創る
――来日の経歴について簡単に伺えますか?
韓国には徴兵制という制度があり、私も規定の年齢になると入隊して軍隊で約2年間兵役につきました。兵役が終わって将来の進路を考えた時に、海外に行って様々な経験をしたいという思いが芽生え、アニメや歌の影響で好きだった日本へ行くことを決めました。そして、1年間のワーキングホリデーを利用し来日しました。
――ワーキングホリデー期間はどのように過ごしましたか?
当時、熊本にあるシェアハウスに住んでいました。その時のルームメイトがレストランで働いていて、紹介がきっかけで私もレストランでアルバイトをするようになりました。料理に関しては全くの素人でしたが、一度始めてみると毎日新しいことを習得する感覚が楽しく料理の魅力に引き込まれていき、その後、料理人としては2年ほど働きました。
――素人から始めたのにすごいですね!熊本に住むことを選んだ理由も教えていただけますか?
日本へ来る前にどこに住もうかたくさん調べたのですが、中でも熊本は都会すぎず田舎すぎずで暮らしやすそうだったのと、家賃が比較的安かったことも決め手となりました。他にも、暑さが苦手なこともあって、北海道に住みたいという極端なことも考えましたが、冬になると雪がすごいと聞いたので諦めました(笑)。結果、熊本はめちゃくちゃ暑いのですが、何とか暮らせています(笑)。
実は、ゆくゆくは様々な場所を回ってみたいという計画もあったのですが、熊本に留まった一番の理由は、妻との出会いにあります。
日本に来て3ヶ月が経った頃に今の妻と出会いました。ビザの関係で私は一度韓国へ帰ることになり、約1年の遠距離恋愛を経て結婚する運びとなり、熊本で一緒に暮らすことになりました。
――熊本とのご縁が感じられるとてもすてきなお話ですね!
仕事選びの軸は、常に新しい挑戦ができるか否か
――エンジニアに転身したきっかけについて教えてください。
レストランで働き始めた頃は、毎日のように新しいことに触れてきましたが、スキルを身につけ業務に慣れると、気がつけば同じことを繰り返している日々になっていました。
このままでいいのかと考えていた矢先に、新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、飲食産業は莫大な影響を受け、私が働いているレストランも経営不振に陥りました。これを機に料理人ではない新たな道も視野に入れ転職を考え始めました。
職種に悩んでいた時、料理人になった過去を振り返ってみると、「常に新しい挑戦ができるかどうか」を一番大事に考えていることに気づきました。その気持ちを軸に考えたときに、日本のIT業界は発展が著しく、ITの仕事であれば私が大事にしているポイントと合致し、常に新しい挑戦ができそうだと感じました。
そして、エンジニアへの転身を決意し独学でプログラミングの学習を進めました。軍隊に入る前、韓国の学校でプログラミングの勉強をしていたことも後押しとなり、半年後にサーバーサイドエンジニアとしてFVに入社することができました。
――IT企業がさまざまにある中で、FVを選んだ理由はなんですか?
転職を考えていた当時、私は九州全般で転職先を探し、FV以外にも約20社を検討しました。しかし、FVには他の会社にはない「新しい技術に挑戦する高い意欲」を感じることができ、入社したいと思える会社はFV以外にありませんでした。
FVのWebサイトを訪れた際、モダンなデザインが目に留まりました。そして興味を持ったのが「技術ブログ」というコーナーでした。そこには最新の技術に関する記事が数多く掲載されており、更新日も最近であったため「新しい技術を積極的に発信している会社」という印象を受けました。
さらに、FVのWebサイトには、メンバー全員の顔写真が掲載されているスタッフ紹介のページがあります。そのページのみんなの笑顔から安心感を得られ、楽しそうな雰囲気に触れることができ、好感度も一気に上がりました。
また、面接を受けた際には、実技チェックで新しい技術を使うことができたため、技術面でのギャップがないということも、かなり好印象でした。FVであれば新しいことに触れながら活躍できそうな未来が見えたため、入社したい気持ちが一層強くなりました。
外国籍の社員が語る、FVならではの魅力とは
――イさんの視点から見た、FVならではの魅力はありますか?
一人ひとりをしっかり見てくれるところが魅力的だと思います。
初めて日本企業に関わった際、「内」と「外」の概念にどうしても違和感を抱きました。例えば、会社に所属している人に対して個人としてではなく、「会社の人間」という見方をすることがありますが、韓国ではそのような見方はあまりなく、正直、今でも受け入れられていない日本の文化だと感じます。
一方FVでは、「内」という大まかな概念で扱われるのではなく、個人に対してしっかりと向き合ってくれます。身近な例でいうと、外国人の私に分からない言葉があれば、どんな場面でも親切に教えてくれるように、個人に向けた配慮を常に感じています。
もう一つの魅力は社員の仲の良さです。外国籍の方の場合、身内の人が近くにいなくて寂しい思いをしている方は少なくありませんが、FVの場合はメンバー全員が仲良く、仕事面でお互いのことを支え合うだけではなく、プライベートなことでも一緒に楽しめる社風ができています。その暖かさにいつも感謝しています!
例えば、同じ趣味を持っている社員はコミュニティを作り、好きな形で集まったり、イベントを開催したりしています。以前には卓球大会も開催されていましたね。仕事以外にもこのような交流の場があることで、メンバーのみんなと早く打ち解けることができ、それが仕事のモチベーション向上にも繋がっていると思います。何事にも活発な姿勢で取り組めるのがFVの良いところだと思っています。
ちなみに、私は犬が好きなので犬部というコミュニティに参加しています。Slackのチャンネルで愛犬の写真を送り合い、仕事中に癒されています(笑)。
また、社内では月一で開催される、自由参加の懇親会があります。その会にはいつも20名以上の社員が参加しており、部署を越えて様々な人と話せる良いチャンスでもあるので、個人的には嬉しいポイントですね。
――今後FVで挑戦したいことについて教えてください!
マイクロサービスの自社開発に挑戦してみたいです。
現在は、まだ少しずつ動いている段階にすぎませんが、今後は複数の分野で新しいサービスを自社で開発し、規模を拡大していくことを前提に今できることを頑張りたいと思っています。アルサーガが全国で支社を作っていく夢を持っているように、私もその夢に沿って、少し先を見据えて自社サービスを中心に全国展開をしていきたいです!
――ありがとうございました。
(文=広報室 尹)
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