社員インタビュー
保育士からPMに大転身。ギャル魂で突き進んだキャリアチェンジの道のりに迫る
社員インタビュー
目次
都会保育園サービスの「IT化」に感銘を受け、利用する側から制作する側に大転身
――アルサーガに入る前はどのようなキャリアを歩んできましたか?
約2年間保育士を勤め、エンジニアを目指そうと独学で転身を試みましたが挫折をし、その後はショーダンサーとして働いていました。しかし、新型コロナの影響でお店が営業停止になってしまい、しばらく無職になってしまいました。そのタイミングで再度、独学でプログラミングの勉強を再開し、何とかゲーム会社でエンジニアデビューを果たすことができ、そこでは1年半ほど働いていました。
――福祉業界とIT業界はとても違う世界で驚いています(笑)。その転身を決意したきっかけはなんだったのでしょうか?
前職で保育士をしていた時期に、東京の保育園はITサービスが盛んに使われていることに感銘を受けて、「使う側より作る側の人間になろう」と思ったのが最初のきっかけです。
保育園ではよく運動会やイベントなどが開催され、その時にカメラマンが撮影した写真を購入することができます。地方の保育園では当日の写真をプリントして、その場で選んで購入するのが定番ですが、私の勤めていた東京の保育園ではITサービスを活用していました。生徒と保護者しかアクセスできないサイト上に写真が掲載され、クリックするだけでほしい写真を手に入れることができるシステムです。
また、子供の入室記録や職員の勤怠管理もすべてICカード方式だったので、とても便利なサービスに囲まれていました。その時に、もし全ての保育園にこのようなITサービスがあったら、職員の負担がもっと減り、保育業界を盛り上げることができるんだろうな、と感じたんです。
そこから、「自分がエンジニアになって保育業界の手助けとなるアプリケーションを開発すればいいんじゃん」と思い、プログラミングの勉強をすることを決意しました。
しかし、当時の自分はITに関して右も左も分からない状態だったので、とりあえずITパスポートの勉強をしようと本を買いましたが、買って満足して終わりでした(笑)。
そんなこんなで勉強の進め方に悩んでいた時に、ITキャリアの先輩であり、上京後とてもお世話になっていた方にアドバイスを求めてみたところ、Unity*の学習を勧められました。それからは独学でUnityの勉強に励み、同時に、プロラミングスクールにも通いインフラ関連の勉強も少ししました。
ただゼロから目指したエンジニアの道は、やはり楽ではなかったです。そしてITの勉強も保育士の仕事にも行き詰まりを感じてしまったんです。
そんな時、当時通っていたお店のお姉さんとマスターの紹介がきっかけでショーダンスの業界に興味が沸き、純粋に「やってみたい!」という気持ちから、私は一度全く違うことをやってみることにしました。
きっかけは単純だったものの、ダンサーとして本格的にショーに出られるよう毎日必死に練習をしていました。しかし、そのタイミングで新型コロナの感染拡大が一気に広まり、お店が無期限の営業停止になってしまったんです。
当時はすごくショックでした。仕事も失い、地元に帰ることもできず、これからどうしようかと悩んでいる時に、手元にあったMacBookが目に入り、エンジニアを目指し日々勉強を頑張っていた頃の自分をふと思い出したんです。
「これはなんか運命だなぁ」と思い、もう一度プログラミングに挑戦することを決意しました。そして、勉強を再開し、苦戦しながらも頑張った末、知人の紹介でゲーム会社に入社することができました。
*Unity:ユニティ・テクノロジーズ社が提供するゲーム開発プラットフォーム。
失敗に挫けない熱意で、一途に思ってきたキャリアチェンジを実現
――エンジニアの道に辿り着くまでにいろいろありましたね。そこからアルサーガに入社するまでの経緯を教えてください。
実はゲーム会社に入社する前に、一度アルサーガに応募したんです。でもその頃は実力が伴わず残念な結果となってしまいました。ただ、当時面接を担当してくれた方々がとても素敵で、面接前のメールのやり取りに生じたミスにも寛容に対応いただいただけでなく、提出した課題に対してもエンジニアとして大切なことを丁寧に教えてくれたんです。
そのアルサーガの魅力に惹かれて、「また数年以内に必ず応募しますので、よろしくお願いします」と口にしたくらいに有意義で熱い経験でした。
そして、数年が経ち宣言通りアルサーガへの入社に向けて動き出した時、ご縁があって、泰明さん(社長)と直接お話する機会がありました。
その際に自分が持っているIT技術や今後のキャリアプランを聞いてもらうと、「本多さんの話を聞くと、やりたいのはエンジニアではなくて、PMの仕事に近いのでは?」と、初めてPMという選択肢があることを教えてくれました。
このチャンスを無駄にしてはいけない!と、アルサーガでPMになるのに、今の自分に足りないものは何かと思い切って聞いてみたところ、具体的かつ熱意を込めたアドバイスをしてくれたんです。社長にも関わらず真摯に対応してくれた泰明さんには本当に感謝しています。
それから、泰明さんのアドバイスをもとにポートフォリオを約1ヵ月で制作し面接に挑みました。一次面接時には、制作物に対し面接担当の方からたくさんの指摘をいただきましたが、諦めずに修正して再提出しフィードバックをもらうという工程を何度か繰り返し、最後には「本多さんのそのポテンシャルを買います」と言っていただき、無事アルサーガへ入社することができました。
――社長から直接アドバイスもらい、後押ししてくれるなんてありがたい環境ですね!
未経験で入社し、キャリアップの連続で若手PMにスピード昇格
――PMのアシスタントとして入社してわずか10ヶ月でPMにスピード昇格したと伺っています!2回キャリアアップをして、どのような変化がありましたか?
PMになって、一番変わったことは責任感です。アシスタントはお客様と直接話す機会はなく、あくまでPMのサポートをする仕事です。それがPMになると、お客様と直接やりとりをして契約を結びますし、プロジェクトの一つ一つの最終決定権もPMにあり、これまでは感じることのなかった責任を背負うことになりました。
――未経験にもかかわらず、それほどの責任を背負えるのはすごいです。
私はエンジニアを100%信頼しています。なので、エンジニアの言うことは全て正しいと迷いなく進めることができます。
アルサーガは良い意味で上下関係がないし、部署間の関係にも壁がなく、困ったことがあったら教えてくれる人がたくさんいます。その環境があるからこそ、もしミスが起きてしまっても皆さんの力を借りて乗り越えることができ、結果的に成長と自信に繋がっているので、責任を持って決断することができています。
――PMにスピード昇格した背景として、仕事をする上で心がけていることはありますか?
できないことを恥ずかしいと思わないようにしています!未経験だからできないことは多いですが、他の人に聞きづらかったり、聞いたら先輩に怒られないかと心配になったりする気持ちも分かります。でも、できないことを恥ずかしがったり、つらく思ったりしてそのままにしていたらそこで終わりなんです。
自分の成長を止めないためにも、そのマインドは大事にしています。ただ、一方的に質問をするだけでは迷惑をかけてしまう場合もあるので、質問の仕方は工夫するようにしています。例えば、答えがわからないなりにもまずは自分で考えて、AかBの選択式の回答を用意してから先輩に質問しに行くんです。そうすることで、先輩に余計な時間を与えず回答をいただくことができます。
土地に囚われない働き方、そして10年後の子供たちが困らないIT世界に夢見る
――今後挑戦したいことを教えてください!
将来的に、地方創生のような活動をしたいです。地方ではインターネットの使い方が分からない方や、未だに何かの手続きをする時に全て紙の書類を使っているところが存在しています。この前母と話していたときに、実家の地域では今でも災害時の通知がメールで届くと聞いて驚きました。そのようなまだまだITリテラシーの低い地域へ貢献できるような仕事をしてみたいですね。
また、最近できた夢ですが、今の子供たちが大人になった時に、今より働きやすくて困らない世界を作ることです。そう思った理由は、今の2023年のIT事業が存在しているのは、昔自分が子供だった時代の大人たちが頑張ってくれたからだと思ったからです。それと同様に、今の子供たちが10年後の大人になった時にIT事業の魅力を繋いでいくためにも、私たちの世代が頑張らなきゃいけないと思います。
――最後に、キャリアチェンジで悩んでいる方に一言お願いします!
やめたかったらやめる、やりたかったらやる。それだけです!
やりたいことがあっても今やっている仕事を辞められない人が多いと思います。そういう時は、まずやりたいことを置いて仕事を辞めることから始めちゃえばいいと思います。今の状況が楽しくないから、そこから抜け出すことが大事なので辞める勇気を大事にして前進することから始めてみてください!
――名言ですね!ありがとうございました!
(文=広報室 尹)
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