プレスリリース
【イベントレポート】生成AIのビジネス可能性を探るワークショップに代表小俣が登壇
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〜”生成AIを活用せよ”というお題に対しての向き合い方を、最新技術から考える〜
企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 /CEO・CTO:小俣泰明、以下「アルサーガパートナーズ」)は、2024年5月18日(土)、AIビジネス研究会が主催する生成AIに関するワークショップに、弊社代表の小俣が登壇しましたので、そのイベントレポートを公開します。
目次
第一部:診断士向け生成AI 基本のキ
~ビジネスシーンで、生成AIをどこまで使い倒せるか?~
登壇者:小泉 昌紀
AIビジネス研究会 代表
NEC コーポレート事業開発部門
日本工業大学 専門職大学院 客員教員
⚫︎生成AI 基本のキ
第一部は、AIビジネス研究所代表の小泉さまより、「生成AI 基本のキ」というテーマで、生成AIを活用して新しいフェアトレード商品を企画する、という内容のワークショップを行いました。
⚫︎ワーク:生成AIを活用し、フェアトレード商品を企画
参加者は、まずChatGPTを使ってリサーチ・ニーズの把握を行います。市場の分析や競合、消費者についての調査を行った後、具体的な商品のコンセプトやペルソナを決めていき、最後は消費者の購買意欲を掻き立てるような商品を企画してもらいます。画像生成AIを活用し、商品のパッケージを作成するまでがワークです。
︎⚫︎発表:生成AIを活用して考案した商品とそのコンセプト
ワークの最後には、いくつかのチームに実際に企画した商品とそのコンセプトについて発表してもらいました。
20分ほどの短いワークではありましたが、発表者したグループ全てがパッケージ画像の作成まで完了することができました。生成AIを活用したことで、市場調査やペルソナの設定がスムーズに進み、それぞれが持ち合わせた社会課題に対する意識と知識を合わせることで、製品のコンセプトもしっかりした、そのまま商品化できそうな企画案が作成されました。
また、画像生成AIを活用することで、設定したペルソナにマッチするようなパッケージを生成することができました。
第二部:“生成AIを活用せよ”というお題に対しての向き合い方を、最新技術から考える
登壇者:小俣泰明
アルサーガパートナーズ株式会社 代表取締役社長 CEO/CTO
一般社団法人Generative AI Japan 理事
第二部は、アルサーガパートナーズ株式会社代表であり、一般社団法人Generative AI Japan理事の小俣より、「“生成AIを活用せよ“というお題に対しての向き合い方を、最新技術から考える」というテーマでワークショップを行いました。
⚫︎生成AI戦国時代
2022年秋のOpenAI社のChatGPTリリース以降、生成AI市場は「生成AI戦国時代」と呼ばれる激しい競争に突入しました。Google社のGeminiやAnthropic社のClaudeをはじめとし、それぞれが独自の強みを活かして生成AI市場に参入しています。
多くの企業が生成AIに期待と関心を持ち始めた中で、どのように生成AIを活用していけばいいのでしょうか。テキスト生成、文章要約、翻訳など、活用の幅は多くありますが、これらの活用方法はもはや当たり前のことです。
そこで今回は、生成AI技術をビジネスにどう活かすかについてのワークを行いました。
⚫︎ワーク:生成AIを活用しどんなビジネスができるか1
それぞれのチームで、生成AI技術を使ってどのようにビジネスを展開していくかについて考えてもらいました。多くのチームから、「こんな使い方ができたらいいのではないか」という案がでました。
<ワーク中に各チームから出たアイデア>
▼ワークで出た生成AIソリューションの一例
・リアルタイムコンサルタントマーケティング支援ツール
目の前にいるクライアントに対して、コンサルタントがリアルタイムで使うツール。
リアルタイムにクライアントの分析結果をフォローし、その上で改善のための提案を行えるようにする。
・医療の診断支援、パーソナライゼーション
レントゲンの写真などのデータを解読し、早期発見、診断支援を行うツール。
遺伝情報や過去の疾患、ライフスタイルデータから、患者が未来にかかる病気を予測し、予防医療の対策を講ずる。
⚫︎デモ:未来の生成AIサービス体験
それぞれのグループで生成AIソリューションについてアイデアを出し合ってもらった上で、今度はアルサーガパートナーズが現在開発している生成AIサービスについて、参加者に体験してもらいました。
回答者に「今までに何か熱中したことはありますか」「一番努力したことはなんですか」「今まで最も影響を受けた本や映画はなんですか」などの質問を投げかけ、それに答えてもらうことでその人に適した職業を提案するサービスを体験してもらいました。
話した内容だけでなく、画面に映った表情や声色、話し方など、多様な情報を分析し、その人の強みや適している職業を提案しました。
その他にも、生成AIを活用した採用ソリューションや、離職防止ソリューション、自動提案書作成サービス、お悩み解決のためのアクションリスト作成サービスなど、アルサーガパートナーズが研究・開発を進めているいくつかの事例を紹介しました。
⚫︎ワーク:生成AIを活用しどんなビジネスができるか2
実際のサービスを見た上で、さらにブラッシュアップした生成AI活用ソリューションを考えてもらうワークを実施しました。
<最新技術を体験した後の各チームからでたアイデア>
▼ワークで出た生成AIソリューションの一部
・独居老人向けのトータル安全ソリューション
介護が必要な一人暮らしの高齢者の方に対して、表情や行動様式などの映像を使ったデータ解析で安全な生活をサポートする。
・オレオレ詐欺防止ソリューション
音声認識を活用して、オレオレ詐欺だと分析された通話にアラートを提示する。
・ペットと会話ができるソリューション
ペットの鳴き声だけではなく表情や息の仕方、身体の動き方まで分析して、それを音声にして出力する。
最初に行ったワークに比べて、音声や表情などの表現も加味した生成AIのソリューション提案が多く発表されました。
⚫︎まとめ
生成AI戦国時代に参入していますが、まずはAIを実際に体験し、AIができることを知ることが大切です。AIに触れることで、伝聞されただけではない経験をすることができ、新しいAIの可能性について考えることができます。
そのような体験価値を提供していき、日本国内がITリテラシーの高い国になっていくことを、アルサーガパートナーズは目指しています。
■AIビジネス研究会について
AIビジネス研究会は、2019年に神奈川県中小企業診断協会の登録グループとして設立された研究会です。多様な組織と人材の交流を通じて、「中小企業の経営者」と「AIをはじめとする先端技術」の架け橋となるAIアドバイザーを育成しています。中小企業の経営革新に役に立つAI技術・事例の研究と、スキルアップ、仲間づくり、情報発信に取り組んでいます。
代表者 :小泉昌紀
設立日 :2019年4月
会員数 :45名(中小企業診断士、コンサルタントなど、2024年4月現在)
活動内容:AIに関する研究、啓蒙、教育・研修、コンサルティング
Web :https://aibizlabo.com/
■アルサーガパートナーズ株式会社 について
アルサーガパートナーズは、成長し続ける流行の発信地 “渋谷” の総合ファームです。
「日本のDXを世界で誇れる産業へ」をビジョンに掲げ、DXサービスをワンストップで提供するためにコンサルティング、システム開発から保守・運用までの体制を構えています。「最高品質を最速で」をスローガンに、お客さまに寄り添うことでビジネスの成功をより確実なものへと導きます。
本社 :東京都渋谷区桜丘町1番1号渋谷サクラステージSHIBUYAタワー18階
熊本スタジオ:熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社 :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
代表者 :代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明
設立日 :2016年1月
資本金 :6億7,000万円(資本準備金含む、2022年7月現在)
従業員数 :469名(SES含む、2024年5月末時点)
事業内容 :ワンストップDXサービス事業
Web :https://www.arsaga.jp