Arsagaブログ
第13回 初!サクラステージ開催、アルサーガLTイベント「Taste of Tech」レポート
Arsagaブログ
2024年3月26日(火)、アルサーガパートナーズでは社内向けのライトニングトークイベント「Taste of Tech(通称TOT)」を開催しました!
今回は、アルサーガがサクラステージに移転してから初めてのTOT開催となりました。福岡支社でマネージャーを務める釘宮さんもオフラインで参加し、新たな交流が生まれました。
さらに番外編として、2023年12月にアルサーガTechブログ執筆チームが行ったアドベントカレンダーの授賞式も行われました。
そんな第13回TOTのイベントレポートをお届けします!
目次
■「Taste of Tech」とは
「Taste of Tech」(通称TOT)は、ゆる〜くTechを楽しむことをコンセプトに、みんなの「知っている」「知りたい」を他のメンバーにお裾分けするための社内LT(ライトニングトーク)イベントです。
内容はTechに限らず、技術者やビジネスマンなど様々なバックグラウンドを持った人が登壇し、それぞれが培った知識や経験を共有する場となっています。
■TOTの目的
・日々のアウトプットの機会をつくる
・社内にナレッジを溜められる場をつくる
・メンバーの交流を深めて多様性を尊重する環境をつくる
■第13回TOTの様子
今回は以下の3名の方々に登壇いただきました。
▼1人目:村上さん(サーバーサイド)
「生成AIにおけるRAG機能について」
1人目の登壇者は、昨年秋に入社したサーバーサイドエンジニアの村上さんです。
村上さんは、アルサーガが自社サービスとして開発している「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT SaaS版」の開発に携わっています。
そんな最先端な開発を担当する村上さんが、生成AIの開発にとって重要なRAG(Retrieval-Augmented Generation)について解説してくれました。
通常LLM(大規模言語モデル)では、学習していない情報を回答することはできません。しかし、RAGを通じて適切な情報を渡すことで、学習されていない情報にも回答することができます。これにより、世間には公開されていない社内情報などを生成AIに回答させることが可能となります。
質問が曖昧な場合でも、RAGの代表的な手法であるベクトル検索を用いて類似の情報を見つけ出し、回答することが可能です。
村上さんは、実際にアルサーガ社内で活用されている「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」の事例を活用し、これらの概念をわかりやすく解説してくれました。
おまけ:
「それってつまり、「ほなコーンフレークと違うかぁ」ってことですよね?」と質問する木村さんと、質問の意図が分からずに困る村上さん
▼2人目:駒村さん(ゲームDiv.)
「ゲームDivに迫る!ゲーム開発の流れやノウハウをご紹介」
2人目の登壇者は、ゲームDiv.に所属する駒村さんです。アルサーガのゲームDivは、エンジニアですらほとんど関わりを持たない、特殊な技術集団として認識されています。
しかし、ゲームDiv.の仕事のクオリティの高さから、他のDiv.に所属するエンジニアはゲームDiv.に興味津々。そんな注目を集めるゲームDiv.について紹介してくれました。
ゲームDiv.での仕事のこだわりは、ズバリ「快適な操作の追求」。最終的にゲームを楽しむユーザーが直接触れる部分になるため手触り感が重要で、そここそがプログラマーの腕の見せ所だそうです。仕様書通りに動いていたとしてもなんとなくぎこちない場合、入力タイミングを調整したり、プランナーと連携して仕様を調整したりするそうです。
また、そのために様々なゲームをプレイして、引き出しを増やしておくことも大切だそう。
▼3人目:釘宮さん(福岡支社 システム開発Div.)
「大規模開発の極意 〜システム面からのアプローチ〜」
最後は、福岡支社のシステム開発Div.マネージャーを務める釘宮さんが登壇してくれました。
釘宮さんは、開発業務だけでなくシステムコンサルタントとしてプロジェクトを担当するWebアプリ開発のスペシャリストです。昨年夏に福岡支社を設立した時の立ち上げメンバーとしてアルサーガに参画しました。
そんな釘宮さんの豊富な経験を活かして、システム面からみた大規模開発の極意をお話ししてくれました。ここでいう大規模プロジェクトとは、「100人以上の人員が携わる」「チームが複数に分かれている」「プロジェクト予算が10億円以上」のもので、釘宮さんはそのようなプロジェクトを数多く経験してきたそうです。
大規模プロジェクトでは、メンバーが多ければ多いほど個々のスキルに差が出やすく、そのため一定の品質で納品することの難易度が上がります。その難易度をクリアするための一つの秘訣は、「100点のシステムを目指さず、80点のシステムを目指す」ことにある、と釘宮さんは語ります。
最後に、「1人のスーパーマンではなく、万人が保守できるシステム構築を目指しましょう」で締めくくりました。まさに、従業員数が増え続けているアルサーガにとって、様々な人が実務に活かせる貴重な話でした。
番外編:アルサーガTechブログ執筆チーム アドベントカレンダー授賞式
今回のTOTでは、番外編としてアルサーガTechブログ執筆チームが昨年末に実施した「アドベントカレンダー」の授賞式を行いました!
アルサーガには有志のTechブログ執筆チームがあり、2023年12月1日〜25日のクリスマスまでの間に、毎日リレー形式で技術記事を投稿していました。
Techブログはこちら:https://zenn.dev/p/arsaga
「業務の合間を縫って勉強したことや、日々の経験から自分がアウトプットできることを記事にして、毎日投稿を頑張ったメンバーを讃えよう!」ということで、今回の授賞式が執り行われました。
いいね数を基準に、アルサーガ先進技術研究論文公平検証評価審査委員会(?)によって、ベスト3の記事が選出されました。受賞者には、なんと豪華な賞金が…!!!
ここでは、受賞した3つの記事についてご紹介します!
アルサーガ先進技術研究論文公平検証評価審査委員会:安藤さん
▼第3位:カニチャーハン
Figmaでデザインを確認したりする人に教えたい機能のまとめ
♡17
受賞ポイント:
UIデザイナーからアプリエンジニアに転身した彼女ならではの視点やTIPSがわかりやすくまとめられている!
▼第2位:なみのり
「なんとなく」でやらないための私的Web API設計ノウハウ
♡39
受賞ポイント:
基礎的な概念から実践的なアプローチまで幅広くカバーしている!
▼第1位:taisei
♡67
受賞ポイント:
このテスト手法の概要やメリット・デメリット、ツールの導入方法やトラブルシューティングがまとめられている!
=====まとめ=====
日々、自身のスキルを高めるため勉強し、それをアウトプットするためにTechブログを書く。そしてさらにみんなに楽しんでもらえるような記事に仕上げることは、簡単なことではありません。日々の業務と並行して学びを続ける技術者の皆さんには、ただただ尊敬の念を抱きます。
特に印象的だったのは、Techブログ執筆チームの皆さんが「楽しかった!みんなもTechブログ書いてみなよ!」と話していたこと。前向きな姿勢がとても素敵で、その姿勢が周囲にも良い影響を与えていると感じました。
有志で行っているこうした活動は、直接的に評価に結びつくわけではありませんが、アルサーガの文化をつくる大切な取り組みです。その行動を評価し、拡散に努める技術広報チームのみなさんもまた、アルサーガの大切な文化をつくっているメンバーなのだと再認識しました。
アルサーガのミッションである「人をつくる」は、こういったメンバーひとりひとりの挑戦から生み出されることを、改めて実感した一日でした。
番外編2:ピザを囲む懇親会
今回はサクラステージに移転してから初めてのTOTということで、懇親会も行いました!
ピザやドリンクを囲み、TOTの振り返りや日々の業務、プライベートなトークまで広く楽しむ様子が見られました。
(広報チームが楽しみすぎて懇親会の写真を撮るのを忘れました。ごめんなさい。)
ちなみに:
アルサーガにはピザに強いこだわりを持っている「ピザ界のボス」が在籍しており、広報はその方から日々強い指導を受けています。そのため、広報が注文するピザにハズレはありません。
■おわりに
サクラステージに移転してから初めてのTOTということもあり、いつもとは少し違う雰囲気で進んだ今回のTOT。福岡支社から釘宮さんが参加してくれたり、アルサーガTechブログ執筆チームの方が多く参加してくれたりと、アルサーガにまた一つ新しい空気が流れたように感じました。
アルサーガは直近1年で150名ほど従業員数も増え、日々新たなコミュニケーションが生まれています。そんな環境の中、変化を恐れず、今ある文化を大切にしていきたいと一層強く感じました。
ミッションとして「人をつくる」を掲げるアルサーガだからこそ、社内の交流を深め、社員の誰もが自分のことを発言することができると思います。今後もたくさんの方々から様々なお話を聞けるのが楽しみですね!
アルサーガパートナーズでは定期的にTOTなどの社内イベントを開催しています。
「バグを否定しない」ことを実行し、メンバーとともに成長する仲間として認め合い、尊敬する姿勢を大切にしながら、今後も全社一丸となってチャレンジしてまいります!
■アルサーガに興味を持っていただける方を募集しています
エントリーしたい方、話を聞きたい方、気軽にお問い合わせください!
ご意見・ご感想募集
この記事へのご意見、ご感想をお待ちしています。
「おもしろかったよ」「もっとこんなことが知りたい」など、どんなご意見でも構いません。あなたのご感想を、ぜひ、こちらのフィードバックフォームからお送りください。