社員インタビュー
AWSを武器にして未来を切り拓く!ベテランインフラエンジニアがアルサーガで働く醍醐味
社員インタビュー
インフラエンジニアは最高の居場所!「人をつくるアルサーガ。」連載第57回は、経験豊富なインフラエンジニアである富岡さんが登場です。
富岡さんは新卒でIT業界に飛び込み、エンジニアの仕事を中心に様々な経験を積みましたが、苦労も少なくなかったと言います。そうした中で初めてインフラエンジニアの世界を知る機会があり、AWSの魅力に惹かれて本格的に学び、強みを手にしたことで、自分にとっての居場所はインフラエンジニアにしかないと確信したそうです。
今回はそんな富岡さんに、インフラエンジニアになるまでの道のりや、ベテランエンジニアの視点からみたアルサーガで働く魅力、そして今後アルサーガで挑戦したいことについて聞きました。
目次
居場所はインフラエンジニアにしかない。AWSを武器にして戦ったその先には
――これまでの経歴を教えてください。
ITに関する様々な仕事に従事してきました。新卒で初めて入社した会社では、システムエンジニアとして自社開発のワークフローパッケージのビジネスロジックを中心に、Visual BasicとDelphi*を使用して開発を行い、お客様への導入支援にも携わっていました。
その後、会社の合併に伴い、インフラエンジニアの仕事に携わることになり、プロジェクトリーダーも務めました。当初はインフラに関する知識が乏しかったのですが、ゼロからネットワーク、ストレージ、サーバーサイドやファシリティに関する知識を学び、実践しながらインフラエンジニアのスキルを身につけることができました。
他にも、公衆無線LAN(Wi-Fi)を全国に普及させる仕事や保険会社で開発管理や障害管理、セキュリティに関するコンサルティング業務も経験しました。
それからは官公庁で働き、情報セキュリティの改善と向上に取り組むことができ、また文書を作成する作業も多かったので、執筆のスキルも磨かれました。そこで、ホスティングサーバで運用していたWebサイトをリプレースするプロジェクトに参加したことがきっかけで、AWSに初めて出会ったんです。
これまでのIT業界はブレードサーバー*の時代であり、オンプレミス*が主流でしたが、AWSに触れることで、オンプレミスで感じていた不便さはクラウドを利用することで解消でき、環境構築のスピードが上がり、業務の効率も大幅に向上させることに気づきました。
その結果、段々とAWSの世界に魅了され、本格的にAWSの仕事に取り組み、インフラエンジニアの道に進むことを選びました。ただし、夜勤の作業が頻繁で時間的にハードだったり、体調を崩したりすることもあり、苦労も多かったです。それでも私はインフラエンジニア以外に居場所はないと確信したので、AWSを武器にして仕事に取り組むことを決意をしました。その熱い思いから、認定資格の取得にも力を入れ、現在では6つの資格を保持しています。
- AWS認定クラウドプラクティショナー(AWS CLF)
- AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA)
- AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(AWS SAP)
- AWS認定デベロッパー アソシエイト(AWS DVA)
- AWS認定SysyOpsアドミニストレーター アソシエイト(AWS SOA)
- AWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナル(AWS DOP)
▲富岡さんが持っているAWS認定資格
*Visual BasicとDelphi:プログラミング言語。
*ブレードサーバー:刃(ブレード)のような細長い基板に、CPUやメモリ、ハードディスクなどのコンピュータを構成する主要部品を取り付けたサーバーのこと。
*オンプレミス:サーバー機器などのハードウェアおよび業務用アプリケーションなどのソフトウェアを、使用者の管理する施設内に設置して運用すること。
第一印象は良い意味で変な会社。ベテランエンジニアが魅了される職場とは
――アルサーガに入社した理由を教えていただけますでしょうか?
一つの理由は、個人の裁量が大きいことです。
アルサーガとの出会いは、Wantedlyというウェブサイトからのスカウトがきっかけでした。当時の第一印象は「良い意味で変な会社」というものでした(笑)。その理由は、アルサーガはこれまで経験してきた会社と異なることを多く感じたからです。
アルサーガのホームページを見た時に、その「経営理念と8つの行動指針」には非常にインパクトを感じました。特に、ミッションとして掲げられている「相互成長する」という考え方や、「バグを否定しない」という価値観が、私のやりたい仕事の方向性とマッチしていると思ったので、とても好印象でした。
また、社員インタビューを読んでいくうちに、彼らが語っているアルサーガにもキャップがなく、社員に対して信頼を置き、判断を委ねる文化が浸透していることも分かりました。これまでの会社での経験では、個人の裁量が制約されることが多かったですが、アルサーガでは個人の裁量が広くて働きやすいと思ったので、入社することを決めました。
もう一つの理由は、自立して自由に仕事ができることです。
私はAWSのスキルを活かせる仕事を探していました。アルサーガの面接では、技術的な話題で盛り上がり、特にAWSの領域について、面接官との間で共通の理解があることから、AWSのスキルを活用して独立した仕事ができる環境だと感じました。これも私の入社を後押ししてくれたと思います。
――アルサーガ以外の選択肢はなかったのですか?
当時は他に内定をもらった会社もありましたが、私はその会社を辞退しアルサーガに入社することを決めました。
私は社員を単なる歯車としてではなく、意欲的に行動できる存在として捉えています。「人をつくる」というビジョンを掲げているアルサーガは「人をロボットにしない」という考えを持っています。私はこの理念に非常に共感し、内定をもらった会社よりアルサーガのほうが働きやすいと感じたので、アルサーガを選択しました。
■アルサーガのビジョン「人をつくる」に込められた代表の想い。:
――実際に入社してみて、アルサーガのどんなところに魅力を感じていますでしょうか?
まずは、意思決定権が与えられる自由な環境があるところです。
特に経験豊富なエンジニアにとっては、自由な環境でアイデアを具現化することが非常に重要です。私自身はインフラシステムの構築において、既存のサービスを効率的に改善するを提案したことがありますが、提案が採用されただけではなく、私を含むメンバーが意思決定権を持ち、アイデアを発言して形にするまでのプロセスに参加することができました。
このようにアルサーガでは開発者の判断を尊重し、メンバーに意思決定権を委ね、チーム全体で自由にディスカッションを行い、共同で結論を出すことはよくあることです。
もう一つ魅力を感じている点は、多様性を重視していることです。
私はADHD(注意欠陥・多動性障害)という発達障害を抱えています。最近では、企業が「ダイバーシティ&インクルージョン」*を提唱し、多様性を重要視していることをよく耳にしますが、実際には脳の構造に関わるADHDのような病気に対する理解は、まだまだ不十分だと思います。
しかし、アルサーガは社員の多様性を重視しているため、私は自身の状況をメンバーに話しても、偏見を抱かれたり引かれたりすることなく、普通に受け入れてくれたので、この点についてもすごく感謝しています。
*ダイバーシティ&インクルージョン:多様な人材を受け入れ、その能力を発揮させる考え方。
――経験豊富なエンジニアにとって、アルサーガで成長できるポイントはありますか?
アルサーガには、知識をアップデートしやすい環境が整っています。
インフラエンジニアはパブリッククラウドを利用し開発を行います。パブリッククラウドは急速に進化しており、新しいサービスが頻繁に導入されています。そのため、開発者としては常に自分の知識をアップデートし、最新の状態に保つ必要があると考えています。アルサーガにはこのような知識のアップデートを容易に行える環境が整っています。
例えば大企業では、社員が外部のウェブサイトにアクセスする際に、会社の規定によって制約が設けられることがよくあります。これによりセキュリティは確保されますが、同時に知識の獲得の機会も制限されてしまいます。
一方、アルサーガでは社員の信頼を大切にし、制約を最小限に抑えています。そのため、アップデートに必要な知識を自由に入手することができ、それが業務にも活かされています。
また、成長を支援してくれる制度が整備されてるのも嬉しいポイントです。
アルサーガでは社員の成長を重視し、新たな学びに対して積極的にサポートしています。例えば、エンジニア関連の資格試験に合格すると受験料が全額支給されることや書籍購入支援制度があります。私自身も入社してから1年半程度で、何冊か書籍を購入してもらいました。このような支援は、成長意欲の高い経験者エンジニアにとって非常にありがたいものだと思います。
――そういう制度があると学習のモチベーションも上がりますね!
集合知を求めてIT勉強会の舞台へ。今後目指しているのは若手メンバーとの「Give and Take」
――富岡さんは外部での登壇が多い印象ですが、その目的について教えていただけますか?
私は「集合知」という考え方を非常に重視しています。集合知を獲得し共有するために、常に外部の勉強会などに積極的に参加しています。
最近はBacklogを使用して開発をしているエンジニアたちのコミュニティに参加しており、そのコミュニティが主催する勉強会にはこれまでに約3回参加しました。
Backlogの活用方法には正解が存在せず、多くの開発者が自分なりのアプローチで利用しています。そのため、こうした勉強会に参加することで、他のエンジニアがBacklogをどのように活用して開発を行っているかを知る機会が得られ、そこから自分自身を見つめ直し改善することができます。
他人の知見を吸収するだけでなく、講演者として登壇することで自身の知識を他人と共有することでポジティブな相乗効果が生まれると信じています。そのため、私はライトニングトークイベントにも積極的に参加し、自分の知識を他人にシェアすることで集合知を最大限に得ることに取り組んでいます。
▲202207_JBUG広島の様子
昨年の7月には広島で開催される「JBUG広島」というイベントに登壇するため、日帰りで飛行機に乗って広島まで出向き、講演に参加したこともありました(笑)。これまでは主にオフラインでの開催が多かったですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンライン開催が急速に増えたため、現在では両方を併用して開催しています。
オンライン開催の導入により、地域を超えて様々な参加者が集まることができ、私自身もこれまで以上に学びを得られる機会が増え、自分の発信範囲も広がったので、登壇することがいつも楽しいです!
――忙しい中でも趣味にしっかり時間を取るイメージがありますが、富岡さんが持っている仕事のリフレッシュ方法はありますか?
東京近郊のベッドタウンと呼ばれる街に長年住んでいますが、整理された美しい街ではあるものの、特徴があまりないとも言えます。同じ場所に長く住んでいると、全く異なる場所に身を置きたくなり、関東地方を離れたいと思うことも時々あります(笑)。そういった時は、よく旅行に出かけていますね。
東京から離れた場所に行くことで、違う街の魅力を知ることができるだけではなく、自分を見つめることもできるので、リフレッシュとしてはとても効果的な方法だと思います。最近は主に福岡旅行が多いですが、飛行機での移動時間を利用し、自宅ではなかなかできていない読書などをしてリフレッシュをすることも結構あります。
旅行先では、東京にいる時とあまり変わらないことをしていますが、普段の居場所から離れるだけでも気分転換になるのでおすすめです!旅行から帰宅するといつも「よし、仕事に取り組もう!」という気持ちになるので、仕事の効率向上にも役に立つリフレッシュの方法だと思います。
ちなみに私は飛行機に乗るたびに、搭乗証明書というカードをCAさんにもらっていますが、カードにはいつも丁寧なメッセージが書かれていてとても素敵な思い出になるので、それを集めるのも一つの趣味になっています。皆さんも興味があったら飛行機(特にANA)を利用する際にもぜひCAさんに頼んでみてください(笑)。
▲富岡さんが持っている搭乗証明書のコレクション(一部)
――今後アルサーガで挑戦したいことについて教えてください。
アルサーガには若手のエンジニアが多く在籍し、彼らからは仕事に対する情熱や技術に関する新しいアイデアを得ることが多くあります。一方で、私はこれまでの経験を生かして彼らにアドバイスを提供することができるため、今後はこのようにお互いに助け合える良い循環を作って、「Give and Take」の関係構築を目指していきたいと思っています。
また、この関係性を活かすために、マネジメントで部下の成長をサポートするチャレンジにも取り組みたいです!
――最後にアルサーガに参画したい人へ一言お願いします!
アルサーガでは「バグを否定しない」という文化が根付いているため、上下関係を気にせずに自由に取り組み、ミスを恐れずにやりたいことに挑戦できる会社だと思います。
フラットな雰囲気があり、仕事に対する不安や緊張なども周りのメンバーと仕事をしていくうちにすぐに解消されるので、未経験や経験者に関わらず、自分から発信したいことがある方は、ぜひアルサーガでチャレンジしてみてください!
――ありがとうございました。
(文=広報室 尹)
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