KMM
読み方: けーえむえむ
KMMとは
Kotlin Multiplatform Mobileの略。iOS・Androidで共通のビジネスロジックを一つのコードで実現できるソフトウェア開発キット(SDK)です。
KMMの特徴
UI部分は各OSのプラットフォームでそれぞれにネイティブで実装し、ビジネスロジックのみを共通化するというアプローチをとっています。
この点、他のクロスプラットフォームフレームワーク(Flutter、ReactNativeなど)と大きく異なる点です。
KMMを利用する際の注意点(課題点)
-
- ベースとしての開発にはKotlinというAndroidネイティブの言語を使用する必要がある。
-
- CocoaPodsを使う場合、iOSのビルドに時間がかかる。(将来的に改善される可能性あり)
- 型や命名の自動トランスパイルにおいて、プラットフォーム差異の影響で不自然な変換になる場合がある。
現場の声
昨今のKotlinエンジニア不足(※)により、今後はKMMを利用したマルチプラットフォーム開発も検討していきたいと考えています。
※2018年の国内エンジニアで特定のプログラミング言語のスキルを持った人の集計結果でKotlinは3.1%と、スキルを持っている方が少ない言語となっています。さらに、2021年には平均定時年収で上位に入っていることから需要が高い状態と考えられます。
出典:
関連用語
KMP
<執筆・監修>
アルサーガパートナーズ株式会社 DX技術用語集制作チーム App division
(2021年6月時点)