Kotlin
読み方: ことりん
Kotlinとは
Javaの統合開発環境の開発元である、JetBrainsが開発したオブジェクト指向プログラミング言語です。
主にアプリ開発に利用される言語で、Google社がAndroid開発言語として公式認定したプログラミング言語でもあります。
Javaとの違い
Kotlinは、Javaが抱えていたプログラムの冗長さや安全性を解決する目的で作られました。Javaとの互換性を持ちつつ簡潔化され、さらに、Null問題に対応したNull Safetyの採用など、安全にコードをかける仕様になっています。
Kotlinの特徴
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- 安全性が高い
静的型付け言語であることや、Null Safetyによるコンパイル時チェックで、Nullによるクラッシュを未然に防ぐ機能が備わっています。
- 安全性が高い
- 汎用性が高い
Kotlin Multiplatformと呼ばれる多くの派生形が存在します。
サーバーサイド開発が可能なKotlin/JVM、Webアプリケーション向けのKotlin/JS、macOSやWindowsなどのネイティブ端末に対応したKotlin/Native、iOS/Androidなどのモバイルに特化したKMMなどがあります。
現場の声
Kotlinを用いた開発体験の素晴らしさは、統合開発環境(IDE)のIntelliJ IDEAシリーズを開発しているJetbrains社が牽引しています。
使いやすいIDEとの親和性の高さにより、Nullチェックや型安全性、高いレベルの型推論機能によりエンジニアの認知負荷の軽減に役立っています。
Kotlinは、Android開発において磐石な地位を築いており、他の開発領域でもトランスパイルされる言語であることを活かした「iOSやWebの画面作りを邪魔しない部分だけマルチプラットフォーム化」の技術の実現が着実に近づいています。
また、Javaを使ったサーバー開発において、デファクトスタンダードとも言えるSpringFramework内部のJavaからKotlinへの書き換えも始まっています。
バッグエンドやフロントなど全ての開発領域においてとても将来性のある言語です。
関連用語
Java
Android Studio
<執筆・監修>
アルサーガパートナーズ株式会社 DX技術用語集制作チーム App Div.
(2021年9月時点)